やってみて初めてわかること

やってみて初めてわかる良さ。
やってみて初めてわかる問題点。
やってみて初めてわかる改善点。


少し自分の経験を振り返ってみてください。
誰にでもこれで思い当たるものがあるのではないでしょうか。


さて、ではそれらはやる前に考えてわかることでしょうか?
「やってみて初めてわかる」なのだからわかるわけありません。
考えるといったって、考えるにも限界があります。
やってからのデータがない状態で考えたって知れてます。
やる前ではいくら考えたってこれらはわかりません。


「選ぶ前によく考えろ」というのもまた普遍的な教訓だ。


果たしてそうでしょうか。
選ぶ前の考えは知れてます。
選ぶ前にじっくり考えてしまうとまず選べなくなります。
未知のものへの不安から悪いところばかり頭に浮かんでくるから。
なので、考えるのは後にすべきです。

良さそうだと思えば思い切ってやってみる。
やってみれば良いところも悪いところもわかってくる。
それで初めて考えることが出来るようになる。
考えるのはそれから。本当に選ぶのはそれから。
やってみての経験を踏まえて考えて、悪いとなれば止めればいい。良いとなれば続ければいい。部分的な改善が必要となればそうすればいい。良さがわかってるから、良さを消さない改善が出来る。いずれにしろやってみた後。これでなければ進歩はありません。



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教育問題バージョン

やる前は、やって初めてわかることがわかりません。
子供というのはそのやったという経験が極めて乏しい存在です。故に様々なことがわかってません。良さも悪さもわかってません。そんなわかってない状態で考えたって知れてます。
そのようにわかってないことの多い子供に自分で考えて選べといったって無理です。選ぶことは選ぶでしょうが、非常に乏しい経験をもとにしか選べませんので良い選択は出来ません。未知のものは不安がって選ばないということにもなるでしょう。面倒だったり多少なりとも苦痛の伴うものだったりするともう選ばないということにもなるでしょう。楽ばかり、表面的な面白さばかり追い求めるようになるでしょう。これでは知識も視野も広がりません。未知のものばかりで無知なままになってしまいます。


なので、子供に対してはまずはやらせてみるべきです。
子供自身に選ばせたりせず、強制的にでもやらせてみるべきです。
やればその良さも悪さもわかってきます。わかってくればより良い選択が出来るようになります。苦労があってもその先に良いものがあると知れば自ら苦労を選択し努力をするようにもなります。まずはやらせる。そしてやってみて初めてわかる良さ・悪さを出来るだけ多く体験させる。これでなくては知識も視野も広がりません。成長は期待出来ません。



子供の人権尊重だなんていって子供自身に選ばせるなんてことしてちゃいけません。強制的にでもやらせるべきです。やらせればそれがどういうものかは子供自身が掴みます。良いと思えば自主的にでもやりますし、悪いと思えば強制されてもやらないようになります。子供自身に選ばせていいのはそうなってからです(そうなった時はもう子供ではないでしょうけど)


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日本の文化バージョン

日本人は、良いと感じたら飛びつき、それを徹底的にやってしまいます。その内問題が出てきます。そのままでは駄目だということになって作り変えを始めます。これが日本が外国から取り入れたもの日本化です。日本はこれで今まで進歩してきました。安易に飛びつきますので失敗もするのですが、飛びついてやってみるからこそ良いものを取り入れることも出来ます。そういったチャレンジを繰り返して進歩してきたのが日本です。日本文化はその集大成です。現時点での。チャレンジはまだ続いています。日本は変わり続けます。外から取り入れ、取捨選択し、作り変え、日本文化の改良が成されていきます。日本が日本である限り。


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