下村博文官房副長官の発言は閣内一致

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河野談話は再調査必要 従軍慰安婦めぐり下村氏
下村博文官房副長官は25日夕、都内で講演し、従軍慰安婦問題で旧日本軍の強制を認めた1993年の河野洋平官房長官談話に関し「私自身の今後の検討課題」としながら、談話の前提となる事実関係を調査し直すべきだとの考えを示した。
下村氏は「河野談話はもう少し事実関係をよく研究しあって、その結果どうなのか、時間をかけて客観的、科学的知識を収集して考えるべきではないか」と述べた。
安倍晋三首相は衆院予算委員会の答弁で、河野談話を踏襲する考えを示しており、野党から批判を受けそうだ。
ただ下村氏は、日本の「植民地支配と侵略」について謝罪した1995年の村山富市首相談話もあわせて「もし閣議決定された談話を修正するなら、もう一度閣議決定し直さなければならない。その時間が許されるか考えると、議論しているような時期ではない」と強調し、政府として見直すことはないとの見通しを示した。
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野党は閣内不一致とか言ってますが、下村博文官房副長官の発言は安倍総理の考えと一致してます。


その前に記事に嘘があるので先に指摘しておきます。
従軍慰安婦問題で旧日本軍の強制を認めた1993年の河野洋平官房長官談話に関し」とありますが、河野談話は旧日本軍の強制を認めたものではありません。旧日本軍の強制は認めていないのです。旧日本軍の強制を認めたものだと喧伝されてるだけです。記事のこの部分は記者自身の考えを記述した部分です。旧日本軍の強制を認めたというのはこの記者の個人的見解で、記者がそう書いてるだけなのです。これもまた旧日本軍の強制を認めたかのように喧伝する記事の一つです。従軍慰安婦問題での旧日本軍の強制は河野談話でも認めていません。ですので河野談話を継承すると言ったからといって認める事にはなりません。


下村博文官房副長官の発言は安倍総理の考えとバッチリ一致してます。発言を要約すると、「研究し直す必要がある。でも政府として見直す事はない。その議論をしてるような場合でないのでやらない。」です。これこそが安倍総理の考えです。安倍総理の考えがどういってものかは過去の私のプログを読んで下さい。

歴史論争は政府に頼らず民間で
安倍総理の歴史問題に対する戦略
安倍総理の歴史認識に対する戦略(補足)

安倍総理は見直す事を望んでます。でも政府でそれをやるつもりはありません。政府には他にやらねばならない事があると考えて、政府でやる事は考えてません。政府でないものにやって欲しいと考えてるのです。それが安倍総理の考えです。良し悪しはともかく安倍総理はそう考えてます。ですのでこの下村官房副長官の発言は安倍総理の考えとピッタリ合致するものです。閣内不一致ではまったくありません。



私は安倍総理を批判するなというつもりはまったくありません。ただ、的外れな批判はして欲しくありません。安倍氏の考えを理解した上でのそのやり方では駄目だという批判か、乗せられたフリしての安倍批判に託けての村山談話河野談話の再検証をやって欲しいと考えてます。その為に私の推測する安倍総理の考え書いてます。安倍総理の考えを理解していれば批判は違ったものになるはずです。


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