黙って死ぬなボケ!


バカ校長が!
黙って死んだら何が問題だったかわかんねーだろが。
テメエ一人が楽になってんじゃねーよ!
死ぬなら死ぬで有意義な死に方考えやがれボケ!


これが私の正直な気持ち。この校長には教育界の様々な問題が集中したのだと思う。責任を問う声、非難する声として。問題は校長ではなくこの責任を問う声の方にあると私は考えてる。


校長が問われるべき責任は市教育委員会に金銭トラブルと報告したことだけ。これはこれで問題だけど校長に責任のある問題はこれだけでしかない。虐め(もはや恐喝だが)が起きたことに対しての責任は無いし、実態を正確に把握出来なかった責任も無いし、解決出来なかった責任も無い。何故校長に責任が無いかと言えば、どれも校長に出来ることではないから。虐めを起させないなんて校長には無理。虐めを起さない事が出来るのは虐める当人だけ。これに関しての責任は虐めた者にある。校長にはない。実態を正確に把握することは校長の権限では無理。生徒の観察も校長には無理。どんなにやる気があっても出来ない。出来るようになってない。出来ない者に責任は無い。これらの事については校長には責任は無い。


対応にしても、見て見ぬフリしろといったような指示を出したとか、対応しようとした教師に圧力掛けて妨害したとかでもない限り校長の責任にはならない。個々の児童への対応は教師の役目であって校長の役目ではないのだから校長の責任にはならない。そういった事があれば教師が黙ってないだろうからそういった話が出てこないところを見ると無いと思われる。であればやはり校長には責任は無い。


教師が対応してたのなら管理責任としても責任はない。教師が放置してるのを見逃したのでもない限り責任は無い。普通では出来ないような特別な事をやらせる責任は管理者と言えど負ってない。そんなもの誰にも負えない。虐めについては教師にも精一杯頑張る以上のことは望めない。実態把握や解決は極稀に出来ることがある特別な事。出来たら褒め称えられるような事。普通は出来ない事。そんな普通は出来ないような事をやらせる責任は管理者であれ負ってない。


よって校長が責められるのは虐めと報告しなかった事だけ。しかしこれにしても実態を把握する力を持たされてない校長には酷な話ではある。虐めた側がもっともらしい言い訳をして複数の生徒が口裏を合わせれば校長にしろ教師にしろどちらの言い分が正しいのかわからない。強制力を持った調査権限を持たない校長・教師には虐めを確定させる事が出来ない。感覚的に間違いなく虐めだと思ったとしても虐めと確定出来ない。疑わしきは罰せずの原則でいくと虐めと確定する事が出来ない。間違いだったらそれこそ大変な問題になってしまう。虐めた側が正直に虐めましたと言わない限り確定出来ない。確定出来ない時点で報告書に間違ったことを書くまいと思えば「金銭トラブル」となるのも頷ける。虐めと書くにしても「虐めが疑われる」と書くのが限度。
 この辺りはどの程度把握してたのかわからないので憶測です。
 もし間違いなく虐めだと把握してたのならこんな報告ではいけないのはもちろんです。
 にしても責任を問われるのは虚偽の報告だけです。虐めに対する校長の責任はありません。



さて、もし市教委に虐めと報告していたら虐めはどうなってたでしょうか。市教委は虐めの報告を受けて虐めの解決の為に何か行動を起したでしょうか。しっかり対応しなさいと校長に対して指示出すくらいのものでしょう。

 本庄東中の中野修一校長によると、生徒は6日放課後、県が派遣している相談員に「同級生の男子から『500円を貸した。利子が1万〜2万円ある』と金を要求された」と打ち明けていた。
 相談員は7日に同校に連絡。8日、学年主任の教諭が生徒と面談していた。金を要求したとされる生徒からも話を聞く予定だったという。
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/event/crime/27409/

これは別件の埼玉中3男子自殺の記事の抜粋です。県は相談員を派遣し生徒の相談に乗ってますが、結局対応するのは学年主任の教諭。教育委員会も対処出来ず学校に戻すだけです。これでは教育委員会への報告に大した意味がありません。その程度の報告で虐めと書かずに金銭トラブルと書いた。校長が責められるのはこの程度の罪なのです。罪は罪ですが、これによって虐めが解決出来なかったとか解決が難しくなったとかはありません。その程度の罪です。


しかし校長は自殺しました。責任を追及する非難の集中攻撃を受けて。その非難はおかしなものだったはずなのです。責任転嫁が殆どだったはずなのです。そこに教育界の問題が山ほど含まれていたはずなのです。校長が黙って死んでしまった事でそれらが表に出る事無く有耶無耶になってしまいました。
現在の校長の弱い立場が問題だと考えてる人は結構いるのです。校長に責任を押し付けて責任逃れしてる者がいる事を苦々しく思ってる人も結構いるのです。校長が本音を語れば校長に味方する人間は沢山いるのです。そんなこと関係無く校長の人柄やこれまでの行いで庇おうとする者も弁護しようとする者も助けようとする者もいたと思います。罪は罪として救いの手を差し伸べたかった人もいたでしょう。その人達は何も出来ません。黙って一人で死んだ為にその人達は何も出来ません。助けたいと思っていたのに何も出来なくなってしまいました。教育界の問題を洗い出す機会にもなったはずなのに何も出来ずにお終いです。自殺によってお終いです。

黙って死ぬなボケ!
校長もいじめられた奴も黙って死ぬな!
自殺だと肝心なとこが問題にできねーんだよ、
有耶無耶になっちまうんだよ、
自殺は問題の隠蔽にしかなんねーんだよ。
死ぬならやることやってから死ね!!


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