「止めなかった」

1165310483*■解き解すだけで十分へのコメントへのレスです。レスですが、レスを超えて読んでもらいたい事なのでこちらでしっかり書きます。



>「止める」とは個別の事例を摘発・抑止することじゃありません。無理な進軍をし、十分な憲兵を配置しなかったことを指して「止めなかった」と言ってるんです。


それでもやはり「止められなかった」です。「止めなかった」は止めようと思えば止められた時に言える言葉です。また、その時に止めようと思うことの出来る状態にあった事が必要です。簡単に言えばそうなることがわかっていた時です。予測出来ない事を止められなかったからといって「止めなかった」とは言えません。気付いてなくて止められなかったものを「止めなかった」とは言えません。これは「止められなかった」です。


南京での事態が進軍の、更に準備の時点で予測出来たとは思えません。
「無理な進軍をし、十分な憲兵を配置しなかった」であれば備えは進軍の準備段階でしていなくてはなりませんので準備の時点です。
もしかしたら予測は出来たのかもしれません。それにしても治安の悪化を抑えられないという程度でしょう。何がどうしてどうなるかまでの予測は人間業ではありませんので。そして実際予測出来ていなかったことはあなたの挙げた資料から読み取れます。軍首脳部が事態に困惑してる事が読み取れます。予測出来ていなかったのです。ですからこれは「止められなかった」です。


「無理な進軍をし、十分な憲兵を配置しなかったことを指して」であれば思慮不足で「止められなかった」です。「止めなかった」ではありません。ちなみにこの場合非難の対象となるのはそこまで考えが至らなかったという能力不足です。非道ではなく馬鹿と非難されるべきものです。


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以上がコメントへのレス。ここからが多くの人に読んでもらいたい事です。


ただし「止めなかった」にはこんな使い方もあります。
『私は地球の回転を止めなかった。』


私に地球の回転を止める力などもちろんありません。
地球の回転を止める気もありません。そんな事考えもしません。
でもともかく地球の回転を止める事を私はしてませんので、
『私は地球の回転を止めなかった。』
まあ嘘ではありません。実際私は地球の回転を止めてはいませんので。
嘘ではありませんが言葉の使い方としてこれはおかしい。
こんなのは止める止めない以前の話。止めるも止めないもありません。
ではどう言えばいいのか?
そう考えてもしまうでしょうけど、そうではありません。
そもそもこんな事言うのがおかしいのであって言い方も何もないのです。
止めるも止めないもない。だから何?ってなもの。つまりは戯言。
ふざけて言う言葉。冗談。単なる言葉の遊びで何の意味も無い言葉。
笑って済ませておけばいい類の戯言です。

これは戯言ですから、この戯言を元にしてだからどうだなんてのも皆戯言です。
「地球の回転を止めなかった。だから地球が回り続けてるのはお前の所為だ!」
戯言です。私の所為なわけありません。責任全然ありません。
これをもっともらしく言って人にそうなんだと思わせるのは騙しです。
冗談であれば戯言ですが、本気でやれば詐欺です。
地球の回転は極端ですから誰でも戯言だとすぐわかりますが、
これがもっともらしい事であれば本気で騙されたりもします。
俗に言うイチャモンという奴がこれです。
「自分が悪いのかも」と感じてしまい賠償と称して金出さされたり。
こうなると本当に詐欺です。暴力団等の「インネンをつける」という奴です。
「お前の所為だ、お前が悪い、謝罪しろ、賠償しろ、慰謝料寄越せ」です。
お前の所為だと言われたからといって必ずしも自分の所為ではありません。
自分の所為なのかどうか、本当に自分に責任があるのかどうか良く考えて、
このような戯言を弄した騙しに騙されないようにしましょう。


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