悪行に悪意は無い

人は基本的には良いと思うことをやる。
多くの悪事や非難されるような事は実のところ悪意なく行われている。
やむを得ずとか仕方なくとか、あるいは間違った考えを基に。
精神的におかしくなってというのもそう。
やってる事が悪い事でもそこに悪意はない。
悪いことをやってるという自覚もなかったりする。
やむを得ずとか仕方なくの場合は悪い事だと意識してる。
でも間違った考えを基に行ってる場合悪い事だとの意識も無い。
大抵の場合当人は良い事だと思ってやってる。
悪意でなく善意でやってる。
人は基本的には良いと思うことをやる。ただし当人が思う良い事を。


当人が独善的に良い事だと思ってるだけにしろ
そこには良いと思えるだけの理由がある。
おかしな理由だったりもするがともかく理由がある。
そして当人は本気でそれを正しいと思ってる。
本気で正しいと思ってやってるのであって悪意は無い。


悪行を行うのに悪意の有無は関係無い。

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悪行に悪意は無い。しかし、
悪意が無いからといって許す必要はまったくない。
非難や処罰は悪意でなく行為に対して行うべきもの。
行為が悪行なら悪意の有無に関係なく罰するべし。