サヨとウヨ

「左翼というのはプライドたりえるのだろうか」で取り上げられてたこれ、

ネット右翼とは何か

これに異議を唱える意味でウヨとサヨを私なりに書いてみました。同じ構成にしたかったのだけど違い過ぎて無理でした。が、出来るだけは合わせてみました。(日本の右翼と左翼は激しく捩れており、右翼と左翼というよりサヨとウヨの方が適切ではないかと思うのでサヨとウヨで書きます)



基準
サヨは現実を離れて理想から考える。そしてその理想を追い求める。基準は理想。

ウヨは現実を受け入れた上で可能な範囲でより良いを求める。理想は非現実的と切り捨てる。基準は現実。


個人の自由
サヨは果てしなくこれを追い求める。個人の自由こそが至上の価値。
ウヨは限定的にしか認めない。制限を当然と考える。個人の自由より社会の秩序が優先。



サヨは理論を基に考える。理論に合うかどうかで現実を評価する。正しいのは理論。理論重視。
ウヨは経験を基に考える。経験した事と合うかどうかで理論を評価する。正しいのは経験。経験則重視。



サヨは感情に価値を認めず目を向けない。目を向けない為にその制御が下手。
感情に価値を認めないので通常は抑制的。でも気が高ぶると激しく感情的。良く言えば情熱的。

ウヨは感情に価値を認め目も向ける。その制御に気を使う。抑制と開放を意識して行う。
普段から感情を表に出すが、激高までは滅多にしない。悪く言えば冷めてる。


伝統
サヨにとって伝統は無価値で壊すべきもの。理想実現の為の障害。
ウヨにとって伝統は価値ある守るべきもの。歴史に裏付けられた知恵の塊。


情報
サヨは理論に照らして解読しようとする。解読したものを受け入れる。
ウヨはとりあえずそのまま受け入れる。受け入れた上でその意味を考える。


善悪
サヨにとって善悪は絶対的なもの。理論的に考えた理想に合致するものが善。
ウヨにとっての善悪は相対的なもの。その集団の秩序維持に繋がるものが善。


社会に対して
サヨは社会に合わせようとはせず理想を基準に変えようとする。
ウヨは社会に合わせようとする。変えるにしても現在の状況を踏まえた上での改良止まり。


不満
サヨは社会を変えることで不満を感じないで済むようにしようとする。
ウヨは自分(自分の側)が変わる事で対処しようとする。


情報の真偽
サヨは真偽を決める。これは正しい、これは間違ってると決める。サヨにとって情報は考えを組み立てる上での重要な要素。情報の真偽が明確でないと困るので決めてしまう。
ウヨは真偽については保留。正しいかもしれないし間違ってるかもしれないと捉えてそのまま保留。考えを組み立てる上での重要な要素は経験。間接的な情報の真偽はそう重要ではないので保留で構わない。


内面的価値の普遍性
サヨは個々に違うといってはいるが、実は普遍的な価値観があると考えてる。価値観が普遍だと考えてるので全ての人にそれを求める。

ウヨは集団ごとに違うと考えてて価値に普遍的なものがあるとは思ってない。集団ごとに違うと思ってるので他集団が別の価値観を持ってても気にしない。でも集団内では価値観を合わせることを求める。合わせないなら出てけと言う。


正しさとは
サヨにとっては理論に合致するものが正しい。この「正しい」は良し悪しの意味。
ウヨにとっては現実に合致するものが正しい。この「正しい」は道理に合ってるという意味。絶対的な善悪があると考えてないウヨは良し悪しの意味で「正しい」とは言わない。
「べき」
サヨの「べき」はこうでなければいけないという意味。
ウヨの「べき」はこの方が良いという意味。


怒り
サヨにあるのは理想と違う現実への怒り。そして理想実現を邪魔する者への怒り。これがウヨに向く。
ウヨにあるのは秩序を乱す者への怒り。そして秩序を乱す事を助長する者への怒り。これがサヨに向く。



まとめはしません。上記は思いっきり単純化してますしオブラートに包んでますのでこれをまとめても実像は表せませんので。



人気blogランキング


追加サヨは人権を自分への批判非難を封じる為の道具にする。