公務員に求められる中立性3

前回から引用(ただし『 』の中は○○○○で代用)
『○○○○』に反対の者がこの役人に異議を唱え止めろと言ったりもする。役人はこれを聞き入れて止めたりしてはいけない。どんなに激しく抗議されてもそれを押し切って『○○○○』を推進しなければならない。この反対者の抗議に負けないよう役人は押し切るだけの権限を持ってる。また国民からの批判・非難からその地位を守られおりそれで地位を追われることはない。権限があり守られてもいるので国民の抗議を無視して構わない。これが役人の立場。その強い立場で『○○○○』を推進しなければならない。これが役人の役目、存在意義。

役人は批判・非難を無視して構わない。
無視して権限(権力)という強制力で押し切って構わない。押し付けても構わない。何故こうなってるかといえば国民の信任を受けた政府の政策を実行する為。
政府が国民の信任を受けてるといっても全国民が信任したというわけではもちろんない。<少数の異論を持つ者>が必ずいる。この<少数の異論を持つ者>が役人を激しく批判・非難し、それに圧されてその<少数の異論を持つ者>の意見が行政で実行されないようにする為。<少数の異論を持つ者>の意見が通れば、その<少数の異論を持つ者>とは違う多数の者の意見が通らなくなる。多数の者の意見が行政で実行されなくなり、多数の者が蔑ろにされるということになる。選挙で多数の有権者から支持された議員が集まって、その議員の多数の支持を得て決定された政府の政策が実行段階で覆され、せっかくの選挙や議会の決議も実際の行政には反映されないということになり、選挙や議会の決議が無意味になってしまう。そうならないように役人は。<少数の異論を持つ者>の批判や非難から守られる。。<少数の異論を持つ者>の批判や非難を無視して強制力で押し切る権限(権力)を持たされている。
全ては選挙や議会の決議を無にしない為。多数の者の信任・意見を無にしない為。多数の者を蔑ろにしない為。決して役人の為ではない。


よって役人(公務員)が批判や非難を聞き入れないといって怒るのは間違い。
役人(公務員)は個々の国民の批判や非難を決して聞き入れてはいけない。
聞き入れてしまうと役人は政府の方針とは違うことをやることになり、
政府とは違う色を役人が持ってしまうことになるから。


自身は無色でトップの色に染まり、トップの色で仕事を行う。


個々の国民の批判や非難を聞き入れないことで役人(公務員)は自身の無色を保てる。公務員としての中立性を保てる。公務員は決して個々の国民の批判や非難を聞き入れてはいけない。



これも役人(公務員)が政府の方針と合致した行動を取ってる時の話。
役人(公務員)の行動が政府の方針と合致してることを前提とした話。
政府の方針と合致していないとなればもちろん違ってくる。公務員失格ですからね。



※今は基本の話をしてます。現実はこれとはかなり違ってます。現実に合わせて融通利かせてるという部分(感情に対する配慮の辺り)もありますが、間違ったことをやってたり、個々の勝手な都合で捻じ曲げたりしてる為に違ってしまってます。今は基本の話をしてるのでそういった部分はとりあえず無視します。



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