小沢の理屈=世界連邦運動
小沢氏の憲法解釈を簡単にまとめると、日本の為の武力行使でなければいいというものです。憲法で禁じてるのは日本が日本の為に武力行使をすることで、日本の為でなければ憲法の埒外ということで、違憲ではないとなり、合憲となる。また、日本の武力を行使するのが日本でなければ日本が行使するわけではないとなって、憲法の埒外ということで、違憲ではないとなり、合憲となる。これが小沢の理屈です。
日本の為には戦わせも死なせもしないけど、世界の為なら戦っても良いし、死なせても良い。ということでもあります。
日本の武力を、日本人の命を、日本以外のものが日本の為でなく使うなんて一見馬鹿げてるように思えますが、このような武力の在り方は一部で強く支持や共感を得てる考えです。これは世界連邦運動の世界連邦警察軍の考え方です。
参照
http://www.jinruiaizenkai.jp/profileshinbun06-2-7.html
小沢が本心からそうしようと考えてるのかどうかは疑問に思うのですが、小沢の主張は世界連邦運動の考え方そのものです。国連至上主義の発展形である世界連邦運動の考え方です。常任理事国が拒否権を持つ今の国連ではない世界政府としての国連を至上とする国連至上主義の世界連邦運動の考え方です。
小沢の理屈では日本国憲法は有効です。世界連邦運動の考え方では各国が主体的に武力を行使することは禁止されます。日本が主体的に武力行使することを禁じる現日本国憲法9条は世界連邦運動が求めるそれにピッタリと合致するものなわけです。世界連邦運動は日本の憲法9条を世界各国に広めたいと考えてます。各国がそれぞれ自国の軍を主体的に動かすことを禁じる為に。ですので当然日本の憲法9条は有効なままとされます。改憲されるとしても主体的な武力行使の禁止は今以上に強化され、国連の為に使うことだけが容認されるものになります。小沢の主張してる改憲はこれです。昔から。小沢も改憲派ではありますが、日本の自主独立を願っての改憲とは全然正反対のものなのです。
そういった理屈とは別に、政局に利用してるのは間違いのないところです。小沢の理論でいくと給油活動は憲法の埒外ということで違憲ではないとなり合憲になるはずなのですから。シーレーン防衛を目的とすると日本の為になるから憲法違反ってことになるのかもしれませんが。
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これはある所のコメント用に書いたものです。後ほど改めてブログ向けに書き直そうと思ってます。
追加参考資料
メルマガ国際平和 No.28
http://www.jaip.org/backnumber/030629.htm