“ありたい姿”を目指しましょう

Empire of the Sun太陽の帝国の「仏教はニヒリズムではない！」に触発されて書きました。あっち読んでからでないと何書いてるかわからんかも。

良いものもあれば悪いものも山ほどある現実を前にして、

●「さてこれをどうしよう」と考えて「今がこうだからこうすればいいのでは」

●「こうでなければいけない」と考えて
　「あれも間違いこれも間違い。世の中間違いだらけ。正さなければ！」

この二つの違いは今の現実を認めるかどうか。
今ある現実は現実として受け入れるかどうか。

で、後者。理想と現実は大きく違ってるから、少々頑張ったところでどうにもならなくて、
「何もかも間違いだらけ、馬鹿ばっか。あ〜やってらんね〜〜」となって虚無主義に陥ると。

「こうでなければ！」とか「間違ってる！」とかやってると右であっても『”むき出しの憎悪”と暴力主義』に陥ります。皆さん気をつけましょう。

がしかし、もう既にかなりの人（左に限らず右も）がそんな状態に陥ってる気してまして、どーすりゃいいのかな〜と考えてるところです、今。つーか近年ずっと。内輪揉めもこれだし安倍政権支えるべき保守派が逆に足引っ張り続けたのもこれだし・・・

だいたい
“あるべき姿”なんざ無え！！
諸々の集大成であるのが今の姿で、この今が変化したものが明日の姿。
強いていうなら今現在の姿があるべき姿。
悪意や憎悪や怠惰や怯惰まで含めての人々の日々の営みの結果が今。
これ以外に今現在のあるべき姿なんてない。現実は何一つ間違っちゃいない。
気に入らなくとも、嫌で嫌で堪らなくともこれが“あるべき姿”。

目指すべきは“あるべき姿”でなく“ありたい姿”。
今とも過去とも違うまだ一度も実現したことのない将来の“ありたい姿”。
これを追い求めましょう。

あけましておめでとうございます。

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