案外新しい従軍慰安婦問題

1977年 吉田清治『私の戦争犯罪朝鮮人連行−』


今から30年前には従軍慰安婦問題は無かった。


1982年 吉田清治が『私の戦争犯罪朝鮮人連行−』


今から25年前。ここまで極々一部の人しか知らなかった。


1989年〜1990年 韓国で関心が高まる。


今から19年前。ここまで韓国でも極々一部の人しか知らなかった。


1991年8月。元慰安婦の金学順が記者会見


今から17年前。ここまで元慰安婦を名乗る者はいなかった。


1992年、1月。韓国で大々的に報じられ多くの韓国人の知るところに。
1992年、7月。加藤談話。


今から16年前。この時まで韓国人もそんなに関心持ってなかった
加藤談話はなかった。


1992年12月。「広義の強制性」という主張が登場。


今から16年前。この時まで「広義の強制性」なんて言葉はなかった。


1993年8月河野談話を発表。


今から15年前。この時まで河野談話はなかった。
日本人の多くがこの問題を知るようになったのはおそらくこのころ。
それまでは知らなかった。



1996年12月。「新しい歴史教科書をつくる会」結成。


今から12年前。河野談話から3年。



従軍慰安婦問題が騒がれだしてから17年。
すごく昔からの問題みたいに思えるけどせいぜい17年。
終戦から40年経って、高度経済成長も終わって、安定成長の時期を過ぎて、
これからバブル景気が始まろうとしてるころに出てきた問題。
東西冷戦が終結しつつあるころに出てきた問題。


戦後ということで考えるなら比較的最近出てきた問題。
戦争終結後、かなりの年月が経ってから出てきた問題。
なのでこれを戦後の問題と捉えるのにはちと違和感を感じる。
自虐史観は案外新しい。



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