私の原理・哲学(教育編)

>同様に、あなたに日本語表現ができるなら、あなたががどんな原理や哲学をもとにどんな事実を見て考えを展開しているか、それは説明できるはずです。

村野瀬玲奈の秘書課広報室「国旗を掲げ国歌を斉唱することで得られる教育的効果?」のコメント欄にてこのようなレスを頂きました。説明は出来ますがそれをやってたら多岐に渡りキリがありません。まとめて核心の部分だけ書けば数行で済むでしょうが抽象的になってしまい、まずわかってはもらえません。なので国旗国歌問題に関わるものだけ書きます。(同様のものをあちらのコメント欄にも投稿してますが、こちらはブログ用に書き直してます。)

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まず教育に限らない基本として一つ。
人は最終的には感情。感情で行動する。行動を決める。
よって、人の行為に関わる問題は感情を重要な要素として考慮しなければならない。
注:
人の行為に関わる問題とは社会問題から人間関係まで人の行為で左右されるもの。政治・社会問題・対人関係そして教育、この全て。


教育に限らない基本としてもう一つ。
感覚は体験して初めてわかる。
よって体験しないとその感覚はわからない。
注:感情は感覚として認識される。感覚で捉えたものが感情になる。感情と感覚を一体のものとして私は捉え、そのつもりで書いてる。


上記の二つの基本を踏まえて導き出されるのがこれ。


感覚がわからないとそれを考慮することが出来ない。
結果、人の行為に関わる問題を上手く処理出来なくなる。
よって出来るだけ多くの体験をしておくことが大事。
良いことも悪いことも体験しておくことが大事。


これが教育に関する私の原理・哲学の基本。
一言で書くと、「経験させる」
これが私の教育の基本理念ということになる。



次にその教育理念を実践する方法。

感覚は、体験して自身でその感覚を感じて初めてわかる。理解出来る。
感覚を感じるという経験をしないとその感覚はわからない。理解出来ない。
よってそれを直接教えるということは出来ない。
感覚的にわかってないとなるといくら説明しようと伝えられない。
感覚的にわかってないならいくら説明されようとその感覚は掴めない。
理解させられない。理解出来ない。
となると理解させる方法は「感じさせる」というものになる。
教えたい感覚を体験出来る状況を作り、その中で子供が自身で感じ取ることを促すというものになる。
「教えたい感覚を体験出来る状況を作り、その中で子供が自身で感じ取ることを促す」
これが教育理念を実践する方法となる。この内の「教えたい感覚を体験出来る状況を作り」が教え方の具体的なものになる。どんな状況を作るかが教え方の具体的なものになる。また、その状況の中で子供にしっかり感じさせるようその状況の中に子供を置くというのも重要になる(これが強制してでもの根拠であり嫌がってもの根拠)。感じ取れるよう促す助言も大事。


それと、
感覚は体験してその感覚を感じて初めてわかる。
感覚を感じるという経験をしないとその感覚はわからない。
わからない以上その良し悪しはわからない。
よってわかってない者に選択を任せてはいけない。
つまりわかってない子供に選ばせてはいけないということ。
これも強制してでもの根拠であり嫌がってもの根拠。



以上が教育に関わる私の原理・哲学。その実践方法。
まとめるとこう。
感覚は体験して初めてわかる。よって教えたい感覚を体験出来る状況を作り、その中で子供が自身で感じ取ることを促す。



補足:
そうは言っても世にある全ての状況を体験させるのは無理。しかしそれでも何とかなる。感情は種類としてはそんなにない。同種の感情を体感した経験を持っていれば後は類推で補えもする。その類推をする為にも類推する元となる感情を体感しておく必要がある。そうすることで人の行為に関わる問題をより上手く処理出来るようになる。


類推出来る程度になっていれば説明だけで理解出来るようになる。説明は類推を促す方法で行われる。類推が出来ないとなるとどんな説明をされても理解が出来ないということになる。その意味でも類推する元となる感情を体感しておく必要がある。


実体験でなく類推の場合は抜け落ちがどうしても出てくる。わからない部分はどうしても出てくる。これはもうどうしようもない。自分にはわかってないことがあるのだと謙虚に受け止めるしかない。ただし、わかってないことがあると謙虚に受け止めていれば、後でわかっていない部分を埋めていくことが出来る。わかってないことがあると謙虚に受け止めることはとても大事。


後、体験させるといってもそれで死んだり精神的に潰れてしまっては教育する意味がない。そうならないよう見守ることも必要。


◆  ◆  ◆  ◆  ◆  
以上をベースに説明抜きでわかりやすい言葉で教育問題としてまとめるとこうなる。


体験してないことが多い子供には色々な体験をさせるべき。
経験がなくわかってない子供の拒否を認めては駄目。
経験させる為に強制してでもやらせるべき。

強制的に何かをやらされるという体験もしておくべき。


教師含む大人がすべきは経験出来る状況を作ってやること。
上手く経験出来るよう干渉すること。色々経験出来るよう干渉すること。
そして、その子供の行動が取り返しのつかないものにならないよう見守ること。


◆  ◆  ◆  ◆  ◆ 
国旗国歌問題について言うと、


国旗を掲揚するという体験をさせておくべき。
その感覚を子供に感じさせ、その感覚を掴ませる為に。
体験させる為に強制してでもやらせるべき。


これが国旗国歌問題に関する私の主張となる。

長いエントリーだけどまとめりゃ数行。私の考えは極めてシンプル。


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