最初は下手

最初は下手。
でもやっていればその内上手くなる。
下手だからとやらないでいると、
何時まで経っても上手くならない。
出来るようにならない。
よって、上手く出来るようになる為には、
下手であってもやらねばならない。


最初は下手。
だから、最初は至らないところが山ほどある。
いくらでも批判出来る、非難出来る。
初歩的なところで躓くから、ああしろこうしろと言うのも簡単。
言う方は簡単でも、やる方にとっては簡単ではない。
今までやってなかったのだから、出来るだけの力がついてない。
上手く出来ない。
これで、駄目な奴と見限ってやらせないようにすると、
何時まで経っても上手くならない。
出来るようにならない。
よって、上手く出来るようにする為には、
下手であってもやらせなければならない。



やっていればその内上手くなる。
とは言え漠然とやってたのでは駄目。
最初なのだからノウハウは自分の中にない。
どうすれば上手く出来るか工夫しなくてはいけない。
色々試して適切なやり方を見つけ出さねばならない。
こういった創意工夫を経て上手くなる。


創意工夫には失敗が付き物。
失敗したからといってもうやらせないとすると、
創意工夫出来なくなる。適切なやり方を見つけ出せなくなる。
ノウハウを身に付けられなくなる。何時までも出来ないままとなる。
よって、上手く出来るようにする為には、
失敗したからといって止めさせてはならない。
再度やらせなければならない(ただし、失敗したやり方とは違うことを。これ大事)
そうして失敗を繰り返しつつやり続けることで、
その内上手く出来るようになる。




さて、戦後の日本は自主独立とはいえない状態にあった。自主独立といえない日本を裏から支配してたのはアメリカ。そしてその中で日本の政治は行われてきた。
アメリカは支配もしてたが保護もしてた。アメリカに日本を保護する力があったから、日本も裏からの支配を受け入れてもいた。支配を受けてる立場ではあっても、保護があったから日本にとってそう悪いものではなく、戦後の日本はそこに安住していた。しかし、近年そうは行かなくなってきた。アメリカが国力を落とし、日本を保護する力を失ってきた。もうアメリカの保護下という安住の場所にはいられない。否応無く自主独立に踏み出さねばならない。だが今の日本にその経験はない。国としては60年前に経験があるが、今それを経験してる政治家はいない。よって初めての試みとなる。初めてなのだから最初は下手。至らないところが山ほどある。失敗もする。これからも様々な失敗をし続けるはず。だからといって自主独立の試みを止めてしまったら何時まで経っても自主独立でやっていけるようにならない。日本の自主独立は、そういった失敗の先にあるのだと心得てもらいたい。失敗を繰り返し、それを糧にして創意工夫を凝らし、ノウハウを身に付けていくことで日本の自主独立は達成される。これ以外に道は無い。




と言うことで、
これまでやってこなかったことをやろうというのだから、そうそう上手くいくわけがない。馬鹿なこともするし、下手なやり方もする。そんなのは当たり前。一々大騒ぎすんな。大丈夫、やってりゃその内上手くなる。自主独立の国として振舞えるようにだってなる。



追伸。
やっていれば出来るようになる。
では、何が出来るようになるのか?
当人がやろうとしてることが上手く出来るようになる。
やろうとしてないことまで上手く出来るようになるわけではない。
当たり前。


よって、自主独立の国として振舞えるってのは、そうしようとした時の話。やろうとしてることが他国のご機嫌取りであれば、上手くなるのは他国のご機嫌取り。こうなると自主独立の国として振舞えるようには決してならない。
大事なのは何をやろうとしているか。下手だとか失敗しただとか以上にこれが大事。



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