外国人差別について


苺畑より
「酷似している日米移民問題 その1」

先日、国籍法改正案についてカカシの意見を述べたところ、お二人の方からコメントを頂いたのだが・・・


この二人の内の一人が私です。このエントリーを受けて、改めてカカシさんに宛てて私sadatajpの意見を書きます。カカシさんのブログ苺畑よりと合わせてお読み下さい。


日米ともに我々の国に住む外国人は大きく分けて四つのグループがいる。


1・麻薬や売春などを目的とする暴力団関係の犯罪者たち
2・テロやスパイ行為などを目的とする敵国の工作員たち
3・経済的な理由から一時的に滞在している出稼ぎ労働者たち。
4・自国の腐敗した政治や経済状態に嫌気がさして自由で豊かな国に移住しようとしている人たち


四つのグループの内、3の一時的に滞在するだけの人はここで問題としてる移民ではありません。「1と2のグループは徹底的に取り締まり、そのような人間の入国は断固阻止すべきである。」に異議はありません。阻止すべきに異議はありませんが、改正された国籍法は違法行為を促すもので、1の関係者を呼び込むものになる故に反対したのだとは言っておきます。それとこれは外国人差別といわれるかもしれません。外国人故に入国阻止ですからね。日本人の場合と扱いが違うので外国人差別とされるかもしれません。ともかくそんな訳で123は議論からは外します。


問題は4です。この4は二つのグループに分かれます。
「自国の腐敗した政治や経済状態に嫌気がさして自由で豊かな国に移住しようとしている人たちで、」


まず(4-1)として、日本に来て、日本の社会に自身を合わせ、日本に溶け込もうとする者たち。


次に(4-2)として、日本に来て、自分達のやり方を押し通し、日本を自分達が生きやすいように変えようとする者たち。


(4-1)日本人になろうとする外国人。日本が好きで日本人以上に日本的であろうとする外国人(4-2)日本人になる気がない外国人。自身のアイデンティティーを維持する為に日本的なものを拒否する外国人。自身が日本に合わせる気は皆無で、日本の方に合わせて受け入れることを要求する外国人。
 カカシさんは(4-1)の人を思い浮かべて書いてるように思います。私が書いてるのは(4-2)の外国人です。(4-1)の人を思い浮かべて書いてるカカシさんが考えてるのは、この(4-1)の人を積極的に受け入れることを目的とした移民法等の受け入れ態勢を整えることではないかと思います。そしてこの(4-1)の外国人に対して阻害的な姿勢をとってはいけないと言いたいのでしょう。(4-1)の人なら私だって歓迎すべきだと思います。しかし問題は(4-2)の外国人です。そして、日本に来てる外国人の大半は(4-2)の人達です。(4-2)の人達の振る舞いは侵略者が取る態度と同じものです。それを許したら原住民は二級市民になってしまいます。原住民が歓迎出来るようなものではありません。



◆  ◆  ◆  ◆  ◆  ◆  ◆  ◆  ◆  ◆  ◆  ◆  ◆


日本において、外国人を日本人と同じく扱えという主張によって求められてるのは、外国人故の選別があっては駄目だということです。カカシさんの書いてるこれら、
「外国人が日本で働くための規則を具体的に明確にし、」
「犯罪やスパイ行為などとつながらないと判断された外国人は・・・」
「長年合法に日本で働き暮らしてきた外国人は・・・」

これらは全部外国人差別だということになります。こういった扱いの違いすら許さない程先鋭化してるのが日本でいうところの「外国人差別はいけない」です。
更に、日本の価値観に従って扱うのも駄目です。同じ扱いとは矛盾するのだけど、彼らの価値観を尊重して彼らの価値観に従って扱わないと、彼らの価値観を否定したってことにされて、人権侵害だってことにされて、外国人差別ってことにされます。外国人故の不利を補う特別な優遇をして、結果の同等を保障して初めて外国人を差別していないという状態になるわけです。差別しないというのは特別扱いするのと同義なのです。日本で問題になってる『差別』はそういうものなのです。


『差別』をそういう意味のものとしてカカシさんが書いてるものを読んだ場合、カカシさんが書いてるその中身は『差別しろ』です。カカシさんが書いてる程度の『差別』を、差別はあるべきだといって訴えてるのが私です。カカシさんがやれと言ってる程度の、カカシさんが差別だと全然認識しない程度の、他国であれば差別の問題として取り上げられない程度の差別が問題にされてるのが日本の差別の問題です。アメリカと日本の事情の違いはこの部分にあります。

                                                                                      • -

先のエントリーにつけた私のコメントの一部です。
サヨクと、この日本文化に敵対的な外国籍の人達を排除するという一見『外国人をやたらに閉め出すやり方』に見えることをやらないと、」


ここで排除するといってるのは、〔サヨク〕と〔“日本文化に敵対的な”外国籍の人達〕です。外国人全般ではなく“日本文化に敵対的な”外国人です。私が侵略者だと言ってる外国人はこの(4-2)に該当する外国人で、“日本文化に敵対的な”という形容詞のつく外国人です。外国人全般に対して言ってるわけではありません。
それでもサヨク(リベラル)には、外国人全般に対して言ってるように捉えられて『外国人をやたらに閉め出』そうとしてるように言われてしまうのでしょうけど、それは違います。




人気blogランキングランキングバナー