これだから河野談話を破棄出来ない

初心に返ってしばらくYahoo!掲示板に行ってました。こちら。http://messages.yahoo.co.jp/bbs?.mm=GN&action=m&board=1835563&tid=a1a1a1va1va1a1c0oaha4oa5a4a5da4ga49a1aa&sid=1835563&mid=1&type=date&first=1
相手は100%米国が守ってくれるんだなんて言い張る狂信的親米のお人。中身は、相手の意見に正しくレス返せってのを繰り返すばかりのつまらないやり取り。あんま得るものなかった。



                                                                                    • -

これだから河野談話を破棄出来ない

麻生総理が郵政民営化に反対だったと言ったことが非難轟々となってるようだけど、こんなだから過去の決定に縛られて村山談話河野談話を継承しなければならなくもなる。

■組織の基本

決定を下すのはトップ。
部下はその決定に従って動く立場。トップの決定には部下は従わねばならない。トップの考えに反対だったとしても、トップの最終決定には従わねばならない。ちなみにトップの最終決定が優先されるのは、その決定の結果責任を負うのがトップだから。部下の方は責任者ではない。責任者でないから反対でもその決定に従うことが出来る。


この基本に従えば、総理大臣の決定には大臣は従わなければならないということになる。たとえ反対でも。実際そういうことになってる。
だから以下のようになる。


総理大臣Aの元に大臣Bがいたとして、総理Aがα案の決定をすれば、大臣Bはそれに反対でもαで事を進めなくてはならない。よって大臣Bは自身は賛成ではないα案で事を進めることになる。


さて総理Aが辞め、大臣Bが総理になった。今度のトップは総理B。決定権者は総理B。結果責任を負うトップは総理B。総理Bは、誰かの指示に従う部下の立場でなくトップ。自分の考えで決めることが出来るトップ。

この総理Bの考えとしてはα案の決定には反対。であれば総理Bの考えを決定に反映させてα案の破棄をするのが道理に適った物事の流れ。こうすることで初めて、総理Bの考えに沿って行ったα案の破棄による結果を、総理Bが負うという自然な形になる。

 ■基本中の基本
決定者⇔責任者
決定を下した者が、その決定による結果に対して責任を持つ。責任を取らされる者が、どうするのかを決められる。


この基本中の基本の形になる。




ところが麻生総理の発言に対し、大臣Bの時にα案で事を進めたから、α案に反対するのはおかしいというようなことを多くの人が言ってる。大臣Bの時にα案で事を進めたから、総理になってもα案で事を進めなくてはならないということになるとどうなるか。

トップである総理Bは自分が良いとは思わない案で事を進めることを強いられ、自分が良いとは思わない案を進めたことによる結果に対して責任を取らされるということになる。


トップがやりたくないことをやる。
やりたくないことやらされて責任を取らされる。


おかしいだろ、これ。
でも今の日本の政治ではこんなのばっか。国会でこんなのばっか。政治家、マスコミ、国民、揃ってこんなおかしなことを求めてる。ちなみに民間会社・民間組織はこんな馬鹿なことにはなってない。マスコミ各社や各政党ですらその内部はこんな馬鹿なことになってない。トップが替わればやり方も変わる。部下だった時には先のトップのやり方に従ってたのだからトップになってもそのやり方をそのまま引き継げなんて馬鹿なこと言ったりしない。極当たり前のようにやり方変わるし、周囲は平然とそれ受け入れる。それが普通。こんな馬鹿なことが求められるのは国会の中だけ。


これは今回の麻生総理の発言に関しての話に限らない。タイトルにした河野談話もそうだし、憲法もそう。過去に決定されそれに基いてやってきておいて、それを覆すなんてとんでもないとかなんとかいってワーワー騒ぐ。何時もそう。どれもそう。継承しろとか継承したからとかも全部これ。こんなこと言い出したら過去の決定は何も変えられなくなる。こんなこと言ってるから河野談話が破棄出来ない。集団自衛権の解釈が変えられない。憲法が変えられない。




人気blogランキングランキングバナー