反対でも協力するのが民主主義

ある案を巡り賛否が割れたとして、
賛成側反対側双方がそれぞれの意見を訴え、
双方の意見を皆で検討し、話し合い、
双方の意見が出尽くした段階で採決し、
多数決により結論を出す。


結論が出たら、全員でその案を実行する。
賛成した者も反対した者も、その案の実行に同意し協力する。


皆で協力して実行するのではあるが、
その案に対して反対することは許される。
反対し、訴え、賛同を得ようという行為も許される。


反対意見が支持を集め、それが相当程度多数となれば、
改めて検討・話し合い・採決という手順を踏んで、
止めるということにもなる。


この止めるという結果が出るまで、案は実行される。

以上が民主主義の基本。難しくない話だと思う。
これに異議を唱える人はそういないのではないかと思う。
さて、



賛成した者も反対した者も、その案の実行に同意し協力する。
つまり、
反対であっても、多数決によりその案に決まれば、その案の実行には協力しなければならないということ。反対だからといって自分はやらないというのは許されない。反対でも協力しなければならない。
だから、
協力してるからといって賛成してるとは限らない。となる。


皆で協力して実行するのではあるが、
その案に対して反対することは許される。
反対し、訴え、賛同を得ようという行為も許される。

これが言論の自由という奴。単に許されるというのでなく、これは許されなければならない。


だから、
反対でありながら協力し、協力しつつも反対を訴える。
というのは有りだし、許されなければならない。
ということになる。


で、
麻生総理が、郵政民営化に反対だったって言ったことの何が問題なの?
田母神氏の何が問題なの?
全然問題ないでしょ。
民主主義の基本から導き出したこの意見に反論出来る人いますか?




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