理想の社会とその為の政策4

これまで書く機会の無かったことを、書き散らしております。そのつもりでお読み下さい。


(前回の続き)
さて、では何をするか? これを自身で選択出来るようにするのが次の目標になる。が、その前に、何かを選択するのに必要ななことから考える。それがこれ。


・基礎的な能力の保有
・選択肢
・自身の適性の把握



●基礎的な能力の保有

何をするにも最低限必要となる能力がある。それが基礎的な能力。その能力をつけさせる。大きく四っつ。読み書き、そろばん(計算)、体力、処世術(社会の基本ルール把握、対人能力)


◆読み書き、そろばん
何やるにも必要。説明不要と思われるので多くは書かない。


◆体力
あまり重視されてないようだが、非常に重要。
これがないと何も出来ない。どんなに能力があっても生かせない。
だいたい元気でなければ楽しくない。
虚弱だと、もうそれだけでかなり不幸。体力は最重要。


◆処世術
世の仕事の多くは対人関係無しでは出来ない仕事。
これを身につけてないと選択肢は非常に狭まり、やりたいことが出来ない。
人間関係拗れさせて辞めざるを得なくなったりとかも。


これらの基礎的な能力がどれ程身についてるかで何が出来るかが限定されてくる。自身でやりたいことを選択出来るようにする為に、これらの能力を身につけさせる。
もう少し具体的に書くと、


◆読み書き、そろばん → 国語、算数


◆体力        → 体育、


◆処世術       → 道徳、社会科(政治、歴史)、学校での集団生活、


これらの能力を身につけさせる。(教えたり、やらせて鍛えたり) これでやりたいと思うことを選択出来るようになる。次は、では何をやるかという選択肢。


●選択肢
これはどんな選択肢があり、それぞれの選択肢がどんなものかを知ることがメインとなる。色々なものを、見たり聞いたりやらせたり。具体的には、


理科(物理・化学)、地理、音楽、図画工作、社会見学等々。


これらは、こんな選択肢があることを知ってもらう為だから、能力的に身につけなくともいい。さわりだけやって、そこそこ面白さがわかればそれでいい。(選択しない場合は一生用がないものだったりもするが、選択するかどうかを決められるのは選択肢に入れた後なので、そこそこには知っておくことも必要。もしかしたら、その中に天職となるものがあるかもしれないし。)


●自身の適性の把握
これで大事なのは、当人が何をやりたいかではなく、他の者に比べてより優れてるかか否か。「音楽が好きだから音楽をやりたい」と言うのは適性ではなく、歌が他の者より秀でてるというのが適性があるということ。他の者達との比較が重要ということ。よって、自身の適性の把握の為に必要なのは他の者との比較。自分が他の者より何が優れ、何が劣っているか。様々なことで競わせて、自分が他の者と比べて、それぞれでどの程度の位置にいるかをわからせる。



まとめると、
 国語・算数・体育・道徳・社会科及び
 学校での集団生活をしっかりやらせて鍛え、
 色々なものを、見たり聞いたりやらせたりして、
 様々なことで競わせて、自分が他の者と比べて、
 それぞれでどの程度の位置にいるかをわからせる。

となる。
何をやるのかを自身で選択出来るようにする為にこれをやる。
この全ての過程において、あらゆる機会を捉えて、


 最初はその楽しさを知らない。やる前、やり始めは面倒臭さい。
 だから、何かをやらせるといっても子供は嫌がる。
 その嫌がる子供に、楽しさを感じるところまでやることを強いる。
 途中で止めさせない。逃がさず、やらせる。
 やったことのない出来ないことをやらせるのだから、上手くいかない。
 上手くいかないから余計に嫌がる。放り出そうとする。
 それを許さず、無理やりにでも続けさせる。
 やっていればそれなりに出来るようになる。
 上手く出来るようになると、面白さを感じるようにもなる。
 その状態で更に続けさせてると、段々ノッてきて、夢中になってくる。


この経験をもさせる。これで、やりたいことを自ら見つけて、楽しいと感じつつ人生を生きることの出来る人間が出来上がる。政策としての教育でやるのはこれ。目的は能力の高い人材を作ることではなく、幸せに生きることの出来る人を作ること。




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