その他レス


注)これはこちらのコメントへのレスです。




>二つ目は、強制力のある存在がいないこと。

いや、小さい漁場(国内)ではあるよ?ただし、大きな漁場(世界中の経済)をコントロールする組織ってあったっけ?
まさか、国連や世界銀行とはいうまいね?


国内に関しては、あるからいいよね。
世界というレベルでは、「協議の場を設けて皆で決まりを作り、皆でその決まりを守る、守らせるという」組織があります。お隣さん同士で協議して約束事を決めてるなんてのもあります。これらには警察機関のような強制力はないけど、それなりの拘束力はあります。完全なコントロールは出来ないけど、出来るだけのことをやろうとする組織はあるわけです。

完全には出来ないから無意味。やっても無駄。無意味で無駄だからそんなもん止めて、個々がそれぞれやりたいようにやればいい。なんてのは乱暴な考えです。



>だから、”強いほうが正し”くならざるをえない。


“正し”くなるわけではなくて、そのやり方が通ってしまうということ。
乱獲を良しとする者が強ければ乱獲が良しということになる。
良しということにはなるが、乱獲は乱獲なので漁場は荒れ果てる。
結果、みんなまとめてジリ貧ということにもなる。


乱獲すれば荒れる。力ずくで乱獲を良しとしたところでそれは変わらない。




>そういう意味で、米国が中国に頼っている、世界経済にとって新興国の成長が期待になっているという状況は、日本にとっては、つらくもあり、チャンスでもあるんだよ。


本当に成長してるのかってところが問題。
乱獲すると収穫は飛躍的に上がる。
でも他は乱獲の影響で落ち込む。
これは成長ではなくて、一方に偏っただけ。
トータルでの収穫はそんなに上がってはいない。
でもって長期的には乱獲による漁場の疲弊でトータルでの収穫は減っていく。
乱獲による収穫の飛躍的上昇だけをみて成長してると思うのは間違い。



さて、中国は本当に成長してるのですかね。豊かになってきてるのですかね。領土においては砂漠化と公害で、人においては都市部以外での貧困化で、相当に疲弊してるのではないでしょうか。
そうして様々なものを犠牲にした分、収入は上がったでしょうが、疲弊が酷いですからその持続が可能かは疑問です。