行動を期待するなら失敗の許容を。

上手く出来るようになるには、何度もやってみなくてはならない。やってるとその内コツを掴んで上手く出来るようになる。


やったことのないことは、上手くは出来ない。
上手く出来ないというのは、失敗するということ。
失敗すると、元の状態より悪くなる。


「悪くなるくらいならやらない方がいいではないか。」


これで、上手く出来そうにないことはやらないってことになる。
やらなきゃ上手くならない。
何時まで経っても上手く出来るようにはならない。


上手く出来るようにならないので、
何時までも上手く出来そうにならなくて、
何時まで経ってもやろうとしない。
やろうとしないので、上手くならない。
上手くならないので、やろうとしない。
無限ループ。



誰でも最初は上手くない。
上手くないので失敗もする。なので、失敗してはいけないとなると、やってみるということが出来なくなる。


安全保障関係の事案で失敗すると、人の命に関わる。人が死んだりもする。これが一切許されないとなると、何も出来なくなる。
安全保障の事案に上手く対処出来るようになるには、この失敗の許容が必要。もちろん極力失敗しないようにしなくてはならないが、最初から上手く出来るわけがないのだから失敗だってしてしまう。それが許容されないと、何も出来なくなる。


これが許容出来ないから日本は動けない。
これが許容出来るようにならない限り、日本は動けるようにならない。
やることを期待するなら、同時に失敗の許容もしてもらいたい。


これを、日本国民に求めたい。



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