失敗に不寛容な所為でこんな問題が

何かを行なう場合、失敗の可能性をゼロには出来ない。
失敗が許されないとなると、トライ出来ない。行なえない。
行なえない故、不作為での問題を色々起こすようになる。


また、失敗が許されないとなると、失敗を失敗として認めることが出来なくなる。失敗と認めて止めることが出来なくなる。失敗でないことにする為に、続けなければならなくなる。続ける為に、おかしな理屈をこねくり回さねばならなくもなる。言い張らねばならなくもなる。


世間が失敗に不寛容だと、逆に人の失敗を丸ごと見逃すなんてことにもなる。失敗を明らかにしてしまうと、その人の人生が終わってしまうから。また、人生の終りとならないよう相手が必死になって抵抗してくるから。その相手をしなければならなくなるから。
そういったことを避ける為に、丸ごと見て見ぬ振りをすることになる。その場合、当然その失敗はそのまま継続される。


これらは失敗に対して不寛容なところから来てる。
もっと失敗に寛容にならねばならない。
人間は失敗するものだという現実を踏まえて物事を考えねばならない。



で、
安全保障で失敗すると人が死ぬ。
これもやむを得ぬこととして割り切らねばならない。そうしないと、上記の問題が人の命が懸かってる安全保障で起きる。それは非常に危険なこと。


たぶん、最後の部分以外は理解してもらえると思います。でも、最後の部分が受け入れられる人はそんなにいないでしょう。理屈は同じなのですがね。ここが日本の安全保障が整備されない理由だと思います。


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