「許容する」とする為に

許容しないことを許容するのは、許容しないことの肯定であり、つまりは「許容しない」です。


何でもかんでも許容するなんて言ってると、許容しない言動までが許容されてしまいます。それでは「許容する」となりません。


「許容する」とする為には、許容しないという言動を許容してはならないわけです。


「許容しない」を許容しない時に初めて「許容する」となります。


「許容する」とする為には、「許容しない」を許容しないことが必要なのです。


他を許容しない言動の禁止。


これこそが、許容の為に必要なものです。


頭の体操みたいですが、理解出来ましたか。言葉で捉えようとすると頭が混乱してわからなくなるのではと思います。なので、何かしらの事象をイメージして読んでみて下さい。そうすればわかると思います。


あえて明確に書かないのは、このような言葉によっての錯覚に対する耐性を身につけて欲しいから。「こうでなければならない」という許容しない姿勢に対し、これも許容しなければという意見が出された時に迷わないようにする為。これについて考えて、この言葉で惑わされないような頭の回路を作ってください。



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