グローバリズムのもたらす構図

各国の規制は乱獲防止の枠組み。グローバリズムはその乱獲防止の枠を外すもの。枠を外された結果、根こそぎかっさらうような乱獲が始まり、漁場は一気に疲弊した。その疲弊した漁場を崩壊させない為に、国は借金をしまくって漁場に金を注ぎ込んだ。そうして国の注力でかろうじて生きながらえてる漁場で、乱獲は止むこと無く続けられ、それで弱った漁場に国が金を注ぎ込み、支える。この繰り返しで、乱獲を行ってる者は富を増やし続け、国は財政赤字を果てしなく拡大させ、漁場は疲弊した状態から抜け出せない。



乱獲者←一般庶民←政府


富は、このように政府から乱獲者へ流れてる。
お金は政府から乱獲者へ一方通行。
これが今のグローバル社会の流れ。


政府の赤字の補填を、痩せ細った漁場からの回収で行うことは出来ない。富は乱獲者の手元にある。ここからの回収を考えないと、赤字解消は到底無理。


乱獲者からの回収が出来れば、お金の流れは、一応は循環する形になる。しかし、乱獲は漁場を痩せ細らせ、収穫高は先細りになる。だから回収しただけでは駄目で、乱獲も止めさせなければならない。漁場の存続を考えて作った乱獲防止の枠組みの中での活動に抑えこまねばならない。


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枠内での競争は結構。これはどんどんやればいい。でも、競争の為に枠を取っ払うのは間違い