知る権利などない。

「国民には真実を知る権利があります。」


そんな権利は国民にありません。
なぜなら、国民に対して真実を教えなくてはならない義務を負う者がいないから。


誰にでも黙秘権もあるし、役職に応じた守秘義務もあります。治安上の理由での隠蔽が必要となる場合もあります。そういったものを超えて、国民に真実を教える義務を負う者は一人もいません。だから、真実を知る権利なんてものも、国民にはないのです。


権利を振りかざしても駄目です。そんな大雑把な権利で要求しても真実を教えてはもらえません。真実を知りたければ、自ら知る努力をしなければなりません。努力したとしても、真実を知ることは極めて困難です。真実が目の前にあっても、理解力が足りなかったり基礎知識が足りなければ、それを真実と認識することが出来なかったりもします。所詮人間はその程度。それが現実です。知る権利なんてものはフィクションです。実際にはありません。


言葉としての効力もありません。真実を知る権利があると言って迫られてしゃべる人などいません。いくらでも言い訳がたちます。真っ当な理由で拒否出来ます。素直に真実を教えてくれる人などなかなかいません。真実を知る権利があるなんて考えてると、何故真実を知らせないのかと腹が立つばかり。こんな空虚な権利、あっても良いことは何一つ無いと私は考えております。




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