どんなに説明しても、馬鹿にはわからん

個々人の理解力には差がある


中学レベルの理解力を要する話は、小学生レベルの理解力しか持たない者には難解です。それでも、この程度の差であれば、一生懸命考えれば、もしかしたらわかるかもしれません。これが高校レベル・大学レベルの話になれば、小学生レベルの理解力しか持たない者には、まるで理解出来ない話になります。
こうなると、上のレベルの者がどんなに噛み砕いて話しても、下のレベルの者には理解出来ません。これは説明の良し悪しの問題ではありません。理解力の有無の問題です。上の者は「もっと勉強してからまたおいで」とするしかないし、下の者は理解力の無さを認めて引き下がるしかない話です。



小学・中学・高校という理解力の違いが明確にわかるレッテルがあれば、人は理解出来ないことを素直に受け入れもします。が、社会人にはこんなにわかりやすいレッテルはついていませんし、匿名で書き込むネットでは、目安となるものもありません。その為、全員が同等のように思ってしまいがちになります。実際にはそんなことはありません。人によって理解力に差があります。個々人によって大きな差があるのです。



わかっている者がどんなに説明しても、それを理解するだけの理解力の無い者はそれを理解出来ません。どんなに噛み砕いて話しても、理解力の無い者にわからせることは無理です。「もっと勉強してからまたおいで」と突き放すしか、やりようがありません。それ以上どうにも出来ません。どうにも出来ないのですが、匿名のネットでレベルの差を理解しない者は、これを非難し、無茶な要求をします。
「わかるように話せ」「わかるように説明しろ」、更には「相手がわかってくれるまで誠意を持って説明しろ」。無茶です。どんなに頑張っても出来ません。高校生が、高校レベルの理解力を要する話を、小学生レベルの者にどんなに噛み砕いて説明しても、わからせることなど出来ないのです。問題は説明をする側でなく、その説明を聞く側にあります。説明側の努力で、この問題を克服することは出来ません。



匿名のネットでは個々人に理解力の程度を示すレッテルはついていません。しかし、理解力の差は間違いなくあります。無駄な抵抗をせず、素直にこの現実を受け入れて下さい。


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能力は、伸ばすことが出来ます。最初の段階で理解力が足りなかったとしても、理解しようと足掻いていれば、段々と理解力がついてきて、わかるようになったりもします。理解出来ないなら、素直に理解力が足りないことを認めて、理解しようとすればいいのです。そうすることで理解力は上がります。理解力不足を認めなければ、理解力はそのままです。何年何十年生きてようと、進歩はなく、何時までも馬鹿のままです。