言葉の印象と裏腹に

「これをしてはいけません。」
「これはしてもいいです。」


さて、どちらが選択肢が多いでしょう?
答えは前者です。
「これをしてはいけません。」であれば“これ”以外のことならしてもいいですよといことであり、“これ”以外のことは全て許されています。選択肢は無数にあります。


「これはしてもいいです。」となると、“これ”以外のことはしてはいけないということであり、“これ”しか許されていません。選択肢は一つです。


言葉のイメージとは裏腹に「これをしてはいけません。」の縛りは緩く「これはしてもいいです。」はガチガチです。単純な国語の読解力の問題ですが、これを理解していない人がかなりいるようです。理解していないというより誤認なのですかね。ともかく、こういった誤認をせず、正しく理解して欲しいなと思います。



ちなみに、このように禁止するものを挙げる方式をネガティブリストといい、許可するものを挙げる方式をポジティブリストといいます。これも言葉の印象で誤認しやすいようです。ポジティブの方が縛りはきつく、行動としてはネガティブになります。誤認無きように。


わかってる人にとっては、人を馬鹿にするなと叱られそうなレベルの話ですが、実際わかってない人結構いるんで。



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