ちょっと驚いたフレーズ

あるところで見掛けたフレーズ。


「金持ちや成功者を妬むのは日本人の専売特許のようにいわれるが・・・、」
http://agora-web.jp/archives/1445613.html


そうなの?
このように書いてる以上、これを書いた人の周りではこのように言われているのでしょうけど、私はそう言われていることを知りませんでした。私には日本人が殊更金持ちや成功者を妬んでるようにも思えませんし。


つーか、そんな妬んでなんかいません。金持ちや成功者になるにはそれ相応の苦労があることは知ってるし、犠牲にしなければならないものがあることも知ってるし、その立場になたらなったで大変なこともわかってるし、そういうのを厭うた結果としての今の収入なんだとわかってるし、低い収入でもそれなりに小市民的な楽しさもある生活送れてるしで、そこそこ満足してるのですよ、貧乏人もね。


上記フレーズは、自身が金持ちや成功者故の事実誤認です。妬むってのは、自分がそうありたいのにそうではないという不満であり、金持ちになりたい!とか成功したい!といった欲求があって初めて沸き起こるものです。金持ちや成功者となってる者はそういう気持ちが強く、それ故金持ちや成功者になってたりするのでしょうが、端からそういったものを目指してない小市民にはそんな欲求はなく、金持ちや成功者を妬んだりなどしません。金持ちや成功者はこれを向上心の欠如と蔑むのではないかと思いますが、実際そんなもんです、金持ちや成功者から縁遠い一般の人々は。金持ちや成功者から縁遠い人のことですから、金持ちや成功者が知らないのも無理はありませんが。


他方、金持ちや成功者の近くにいるような人は、金持ちになりたい!とか成功したい!といった欲求が強い人達でしょうから、妬みも強いでしょう。そして、そういう自分の周りにいる人達の妬みを感じながら生きてる金持ちや成功者が「金持ちや成功者を妬む」と思い込んでしまうのでしょう。


で、その周りにいる妬む人が日本人だから、また外国人からは自分に向けられる妬みを感じないから「日本人の専売特許」と思い込むと。。。 日本人の専売特許なわけないじゃん。歴史や物語やドラマやニュース見てりゃそれぐらいわかるだろうに。


というわけで、上記フレーズに対する私のコメントはこれ。
「視野が狭い」



問題は、上記フレーズを書いた人及びこれを書いた人の周りにいるこのようなことを言ってる人達は、この認識をベースに物事を考えるということ。そして、何かにつけて妬みだ何だと騒ぐ。実に鬱陶しい。


誰も彼もが金持ちになりたいわけじゃないんだよ。成功したがってるわけでもねーんだよ。だからそんなに妬んじゃねーよ。一々妬みだ何だと騒ぐな!


と言いたい。