もっとも成果の出るやり方 1

能力値がそれぞれ10・7・5・3・1の5人がいるとする。
この5人それぞれが自己の最大値で働けば、
10+7+5+3+1=26で、26の能力値での成果が出る。
単純に計算すれば。


現実的に考えると、能力値1は普通には使えない人。
簡単なことしか出来ないとか、短時間しか使えないとか、
肝心な時に使えなかったりとかで、当てにならない人。
下手すると全部ご破算にする損害を出しかねない危険性のある人。
この人を使おうと思えば、能力値の高い人がその力を割いて
管理しなければならず、2〜3ぐらいのマイナスの影響がある。
とりあえず-2として、10+7+5+3+1(-2)=24で、24分の成果となる。


能力値3の人も、全体の中では能力的に不足している人で、
出来る仕事が限られていたり、手助けが必要だったりする人。
この人を使うにも能力値1分くらい力を割かねばならない。
で、10+7+5+3+1(-2-1)=23。


能力値5にはフォローはいらない。
能力値7は、フォロー無しで難しい役割を任せられる。
能力値10なら、難しい仕事で素晴らしい成果を出す。
とはいえ、10も7も5も仕事の割り振りをしないと動けない。
仕事以前の仕事、全体のマネジメントが必要ということ。
誰がやるかはともかく、このマネジメントで能力値3分くらい取られる。
で、10+7+5+3+1(-2-1-3)=20。
よって、10・7・5・3・1の5人で出せる成果は20程度。


マネージメント失敗すればもっと下がる。
それぞれが自身の最大値を発揮出来るかどうかはマネジメント次第。
下手すれば10が5しか働かなかったり、3が0だったり、
1がミスって-10を出したりもする。その辺マネジメント次第。
そこが上手くいって、最大の成果で20程度。

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さて、全体のパフォーマンスを大きく下げてると思われる能力値1。
これを、お荷物だからと切り捨てたらどうか。


能力値がそれぞれ10・7・5・3の4人となる。
この4人それぞれが自己の最大値で働けば、
10+7+5+3=25で、25の能力値での成果が出る。
単純に計算すれば。


お荷物の1はいない。それに割く力も不要。
割くのは能力値3に対しての1のみ。
で、10+7+5+3(-1)=24


能力不足が能力値3のみで、少し手助けすればいい程度なら、
全体のマネジメントは、能力値1がいる時より圧倒的に楽になる。
マネジメントで使うのは、能力値1分くらいで間に合う。
で、10+7+5+3(-1-1)=23
出せる成果は23となる。
こう考えていくと、能力値1がいないほうがいいってことになる。
現実に能力値1は邪魔者扱いされてる。
いないほうがいいと思われてる。

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能力不足の能力値3も切ったら?
10+7+5=22


これだけ揃うとほとんど自律的に動いて、
マネジメントに使う力は無視出来る程度になる。
また、それぞれ存分に動けて22が23にも24にもなったりすることもある。
単純に人手不足になって、全然動かなくなる可能性もあるが、
この人数で回るならやはりこれが一番良い。
全員がしっかり仕事出来る、足手まといのいない少数精鋭のグループ。
誰もが望ましいと思うであろうグループ。


続く