もっとも成果の出るやり方 2

続き

10+7+5、足手まといのいない少数精鋭、これが一番。単純に考えたら。
時間の経過を考慮に入れると、この結論は変わってくる。


人は老いる。老いるとその能力は下がる。
体力の低下で働ける時間も減ってくる。
10・7・5の精鋭達も、9・6・4となり、8・5・3となる。
体調管理の意味でのマネジメントが必要になってくる。
で、8+5+3(-1)=15
活動時間が減るから、これよりもっと減る。ガタ減り。


対策としては二つ。
一つ目の対策、能力が十分でまだ元気な人材を入れる。
リクルート他のロスを-1として、
8+5+3(-1)+5(-1)=19


15に比べればマシだけど、大した数字ではない。
それに、衰えた3人のグループに元気で有能な一人が
外部から加入という状況。上手くいく気がしない。
入れるならもっと前、9・6・4の段階。
9+6+4+5(-1)=24


これなら良い数字。もっとも、有能な3人が有能な4人になるのだから、
良くなりもする。ただ、三人の衰えは始まってる。数字の低下を抑えるには、
更なる新加入が必要になる。即戦力のリクルートが。



二つ目の対策、能力は足りてないが、成長が期待出来る若手を入れておく。
一人前の仕事は出来ないが手助けすれば出来る人材で、能力値3の人材。
指導含む手助けが必要で、使うのに-2くらい能力を割く必要がある。
で、10+7+5+3(-2)=23


悪くない数字。時間経過を考え、衰えと成長を考慮すると、
9+6+4+5=24


新人の成長次第ではあるが、普通に成長すればこうなる。
もう教育はいらない。マネジメントにも労力いらなくなる。
新人が化けでもすれば、もっと良くなる。
潰れたら衰えた三人だけと同じ状態でガタ減りだけど。


さらに時間経過、
8+6+3(-1)+5=21


悪くない数字だけど、微妙。
今後のベテランの劣化を考えて、こうなる前に
次世代を担う新人を入れるのがいいと思われる。
多少能力を教育に割くことになろうとも。


即戦力のリクルートと新人の育成、どちらでもいいけど、
継続して成果を維持したいなら、ロスを受け入れてでも、
どちらかの手を打っておかなくてはならない。
少数精鋭が良いとは言えない。
時間経過を考慮すれば、少数精鋭は良くない。

続く