会社は株主のもの?

会社は株主のもの?
そうだろうか。変ではないか。
株主はお金しか出してない。
それで、会社の所有権、つまりは全権。
これを持つなんておかしくはないか。



会社はお金だけで成り立っているわけではない。
お金だけ出しても会社は出来ない。会社という組織を作る者がいる。
どんな会社を作るか、それをどうやって作るか、
作った会社をどう運営し、どうやって利益を出すか、
これを考え、動く者。リスクを負って物事を動かしていく者がいる。
会社の存立はこの者の働き故の成果。出す利益もこの人の成果。
であれば、その成果はこの者に帰するべきで、
となると、会社の全権を持つのもこの者とすべきである。
会社は経営者のものとすべきである。


上記の経営者の労力を一切無視して、お金を出してることだけで
所有権を主張するなんて、出資者の身勝手な言い分でしかない。
そんな主張を認める理などまったくない。
現状は株主の権利を認め過ぎてる。



お金を出していることに対しては、配当という見返りがある。
お金を出しているだけの出資者に対してはこれで十分。
(ただし、現状のような出し方でなく、利益に応じて
一定割合必ず支払うという形にする必要がある。
ここをいい加減にしているから所有権主張なんて無茶が通る。)
出資者、株主に認めていい権利はこの配当を得る権利だけ。
そして、株は配当を得る権利書とする。
株に認めていい価値は本来この程度。