転売は社会にとって無駄な行為

単純な富の移動では富は増えない。


使うことを目的としない単純な富の移動は、富の増加にまったく寄与せず、
これにいくら労力を割いても、社会は豊かにならない。
これに割く労力は、社会にとっては無駄でしかない。


「使うことを目的としない単純な富の移動」とは、転売。
買値と売値の差で利益を得ることを目的に、買い、何もせずに売る。
個人としては利益を得る。
それも、濡れ手に粟の、普通に働くより多額を手に入れる。
でも、社会全体で考えると、富はまったく増えない。
ただ持ち主が代わるだけで、何も生み出されていない。
こんな行為は、どんなに頑張ってようと、
どんなに上手くやって大金を得てようと、
評価するに値しない良くない行為。
ダフ屋、土地ころがし等がそれ。株売買等もそう。
当人は良くても、社会にとっては、富を生み出さない良くない行為。
株売買もそう。何も富を生まない、良くない行為。


上記はあくまでも単純な転売の話。
集荷、一時保管、仕分け、商品紹介、配送の役割を持つ卸や小売りは別。
これらは富の生産過程の一部を担う有意義な行為。