株取引は社会を貧しくする

株取引で行われているのは、手持ちのお金のやり取り。


誰かAの持つ株を、他の誰かBが買い、Bの手持ちのお金がAに行く。
今度はBの持つ株を、他の誰かCが買い、Cの手持ちのお金がBに行く。
今度はCの持つ株を、・・・
今度はDの持つ株を、・・・


これが延々繰り返される。
その間に株の値が上がったり下がったり、
誰かが儲かったり、その分だけ誰かが損したり。


こんな感じで株とお金がやり取りされてる限り、
何も生み出されない。何も生産されない。
お金が生産の為に使われることはない。
消費もされない。
何がしかの労働の対価としてお金が使われることがない。


こんな株取引は、いくら盛んになっても社会の富は増えない。


こんな株取引にお金が使われるようになると、生産的なことに
使われるお金が減る。株取引は社会の富の増加を妨げる。
富の増加のみならず、維持や更新をも妨げる。
社会は貧しくなる。
株取引は社会を貧しくする。