世界はよく出来ている

今回は浮世離れした話。哲学的というか宗教的というか、
明確な根拠などまったくない、何となくそう思うってだけの戯言の類。



私は、人が生きがいを持って生きる為に必要なのは、「問題」だと思う。
色々なタイプの人、能力の高い人低い人、恵まれた環境にある人貧しい人等々、
様々な人が世の中に居て、そのそれぞれが全力で挑むに足る問題が、
人々の生きるこの世界には必要なのではないかと思ってる。
ひ弱な子供にはひ弱な子供にでも挑め、解決出来る程度の些細な問題。
膨大な財力を持つ者には、その財力をフルに駆使しなければ挑めない程の問題。
強大な権力を持つ者には、その権力をフルに使って挑むに足る問題。
こういった様々なレベルの問題が、この世界には必要なのだと思う。
様々なレベルの人が、皆、生きがいを持って生きる為に。
そう考えると、この世界は挑むべき問題に溢れた素晴らしい世界だと感じる。


「問題」は、挑めるものであればいい。
解決出来るかどうかはどうでもいい。
解決出来る可能性があって、挑もうと思えるものであればいい。
失敗して問題を拗らせたとしても、それはそれで別の人が挑む問題が出来ていい。
大事なのは、それぞれの持つ力をフルに発揮すること。
それが出来れば人は充実感を感じられる。幸せを感じられる。
その中身は、苦しかったり悲しかったりとかかもしれないけど、それはそれで。
こう考えると、世の中に溢れる様々な問題が、有難いものに思えたりもする。
世界には、悲惨極まりない惨劇が多々あり、不謹慎だと非難されるかもだけど、
本気でそう思う。
世界はよく出来ている。