幸福度は人次第

同じ状況に置かれても、それをどう捉えるかは人次第。
人によっては苦しいと思うし、人によっては楽しいと思う。
そして、
前者は不平不満を感じつつ、その状況に対応する。
後者は、楽しんで、その状況に対応する。


不平不満を抱きつつ事に当たる前者の行いが良い状況を生むはずもない。
不平不満をまき散らすこの者の行いは、状況をより悪化させる。



楽しんで事に当たる後者は、積極的に問題に挑み、状況を改善するかもしれないし、
失敗してより悪化させるかもしれない。が、
楽しんで事に当たっているという時点で、既に幸福度は高い。
状況がどうなるかに関係なく、この者の幸福度は高い。
幸福度が高いのだから、実際の状況がどうであろうと、
この者にとっての状況は悪くないものということになる。
悪くなっても、悪くない。良くなれば、もちろん良くなる。
悪くはならない。


最初は同じ状況であったけれど、
それぞれが状況に対応した時点で、状況には違いが出てくる。
不平不満を抱きつつの前者の状況は、より悪化してる。
楽しんで事に当たる後者の状況は、良くなることはあっても悪くはならない。


前者の不平不満は、より悪化した状況の中でより強まる。
後者の楽しみは、悪くならない状況の中で、そのまま。


これを繰り返していくと、
最初は同じであった両者の状況は、全然違ったものになる。
違いを生み出したのは、それぞれの状況の捉え方。

人によって違う捉え方次第で、幸福度は上がりもするし、下がりもする。
人次第。




幸福度を上げたいなら、状況を良くするとか以前に、
幸福度を上げられる状況の捉え方を身に着けることが大事。
これなくして幸福度は上がらない。
逆に、これさえあれば、どんな状況であろうと幸福度は上がる。


恵まれた状況の中で、世をはかなんで自殺なんてことも起きるし、
後進国の貧しい生活の中で、高い幸福度を保って日々生きるなんてことにもなる。
幸福度は人次第。その人の考え方次第。