難民=侵略者

1- ある地に、平穏な日常を送っている人々がいた。
  これをグループAとし、以後Aと表記する。


2- そこに、外部から侵略者が乗り込んできた。


3- その地に住む人々は、その地を捨てて逃げだした。


4- どこへ? 隣の地に。


5- さて隣の地。


6- 平穏な日々を送っている人々がいた。
  これをグループBとし、以後Bと表記する。


7- そこに、大勢の人々:Aが乗り込んできてた。


8- 元居た人々:Bと、新たに乗り込んできた人々:Aの文化は違う。


9- 軋轢が強まり、対立し、殺し合いすら起きるようになった。


10- 内戦となった。


11- 最初はAが優勢であった。
  そしてAは、元々の住民Bを大量に殺し、多くを略奪した。


12- Bが巻き返して、多くの多くの仲間を殺したAを迫害し追放し始めた。


13- 劣勢となったAは、また別の地に逃れようとした。
  一部は、その別の地から追い返され、狭い一地域に押し込まれ、辛い生活をしている。



さて、Aは何?
1では、平穏な日常を送る平和な人々。


2では、侵略者に襲われた人々。


3では、侵略者に追い出されたかわいそうな人々?


4〜10では、侵略者。


11で、略奪者。


12で、返り討ちにあう略奪者。


13で、難民? かわいそうな難民??
   でもって、Bが情け容赦のない弾圧者???



Aは、自分の土地を捨てて、Bの地に入り込んだ時点で侵略者ですよ。
Bから憎まれても、またB以外の周辺の人々から嫌われても仕方のない侵略者。


返り討ちにあって追い出されたとしても、かわいそうな難民では決してない。
Aの人々は困窮してるだろうし、辛い思いをしてるだろうけど、
中には小さな子供もいて、その子自身には何の罪もないとしても、
だからといって、Aをかわいそうな難民として扱う必要はない。
無条件で保護する必要はない。


Aは、まずはBに対し、侵略して以降の自分たちの非を認めて詫びなければならない。
そして、自分達を許し、受け入れてくれと懇願しなければならない。
受け入れられる為の努力をしなければならない。
それをしない内は、助けを求める資格はない。
私はそのように考えます。


さて、
平穏な日常を送る平和な人々であったAは、なぜ嫌われ者になったのでしょうか。
答えは、侵略者が来た時に、その地を捨てて逃げ出したから。


Aは、侵略者と徹底的に戦うべきであった。そして、勝たねばならなかった。
でも負けた。逃げ出した。
負けて逃げ出した時点で、侵略者になるのは確定してしまった。
侵略者となった以上、Bの土地を奪い取らねばならなかった。
Bとの戦いに勝たねばならなかった。
でも勝てなかった。
これでは厳しい状況に追い込まれるのは仕方ない。
恨む相手がいるとすれば、それは自分達。
自分達がやってきたことの結果として受け入れろ、と私は言いたい。



侵略者に対しては、戦わねばならない。
自分達の地を、侵略者に明け渡してはいけない。
侵略者を追い出し、勝たねばならない。
これは、平穏な日常を得る為に必要なこと。



ちなみにAのモデルはロヒンギャ。言うまでもないかもだけど。