お金は、人を働かせる為のもの


生きることがどの程度楽に出来るかは、その社会の富の量で決まる。
社会の富は、人々の労働によって生み出される。

人々が生きやすい、より良い社会を作るには、
人々には働いてもらわねばならない。
(もちろんその労働は、富を増やす方向のものでなければならない)
その為の仕組みの一つがお金。


お金は、人を働かせる為のもの。

お金は生きていく為に必要となる衣食住等を賄うのに必要なもので、
お金を手に入れる為に、人々には働くことが求められ、人々は働く。

お金の存在は、人々を働かせる為の仕組みとして機能している。


人々を働かせる為のものとしてお金を考えた時、
その機能を十分に発揮させるには、人々が長く働き続けるだけの金額が、
労働の対価として人々に支払われる必要がある。
金額が少ないと、生きていけなくなり、働けない。
辛うじて生きていけるという金額では、働く余力が無くなり働けない。
自分一人生きて働けるという金額もまだ足りない。
病気や老齢化で体力的に働けなくなったら、そこで終わってしまう。
人々を長く働き続けさせるには、次世代を生み育てるだけの金額も必要となる。
それだけの金額を、人々が労働の対価として手に入れられるようにしなければならない。
こうして初めて、人々が働き続けることが出来て、社会をより豊かなものにしていくことが出来る。

 

これが出来なければ、必要なだけのお金を人々に与えることが出来なければ、
社会は貧しくなる。生きることが難しい社会に変わっていく。


まとめ
社会を豊かにしたいなら、衰退させたくないなら、
労働の対価として十分なお金を人々に与えられる仕組みにしなければならない。

 

 

今の日本では、多くの人が自身が辛うじて生きていけるという金額で働くことを強いられている。社会が貧しくなっていくのは当然の結果。