モラハラの問題を考える前に

モラハラをする原因
モラハラをする人は、

どんな行為が、相手にとって、“どの程度に”嫌な行為かわかってない。
この“どの程度に”かが大事。
単に相手が嫌がっているかどうかであれば誰でもわかる。
でもそれがどの程度かは、わかっていない。
だから「冗談のつもりだった」とか「遊びのつもりだった」とか
「相手も楽しんでると思ってた」なんてことになる。
“どの程度に”嫌な行為かわかってないことが原因。

 

 

■人の嫌がることを避けるシステム

・大雑把に説明

相手がどの程度に嫌がってるか?
そもそもこれはそう簡単にわかるものではない。
何故なら、物事の捉え方の個人差が凄く大きいから。
強弱での個人差はもちろん、種別での個人差も大きい。
また、同じ人でも時と場合で違ってきたりもする。
だから、相手がどんな人で、今その相手がどんな状況にあって、

どんなことをどのように感じるかまで知っていないと、

ある行為が相手にとってどの程度に嫌な行為なのか正確なところはわからない。

言うまでもなくこんなことはそうそう簡単にわかるわけもない。

(これは変えられない現実)

 

では、まったくわからないのかと言えばそんなこともない。
正確にはわからなくとも大体はわかる。
人は自身が生きてきた中で見聞きした経験で、
人がどういったことをどの程度嫌がるかという認識を持っており、
それを基準にすることで大体わかる。
(その認識が正しいかどうかはまた後の話)

 

だから個人差まで含めてわかっていなくとも、

初対面でも問題が起こらない程度の言動が出来る。

(これが出来ない人が問題ある人)


これが、人の嫌がることを避ける一般的な方法。システム。

 


・細部補足

付き合い方が密になってくると、相手のことがわかってくる。個人差の部分が少しずつわかってくる。わかってくることで、言動が初対面の時より踏み込んだものになり、相手がちょっとだけ嫌がることを敢えて言ったりやったりして楽しむなんてこともするようになる。この時人は、自身の中にある基準を相手に合わせて微調整してる。この人相手ならここまでやってもいい、この人相手ならこれは控えようというように微調整してる。
この微調整、いつも上手くいくわけもなく、時に失敗する。失敗して相手を怒らせたりする。その反応を受けて、再度の微調整を行い、相手を怒らせないよう言動を改める。
こういった微調整を繰り返し、よりトラブルの起こらない基準となる認識を作っていく。(これを個々人が、それぞれ自身の経験の中で行うので、基準となる認識は個々人で違ってくる)

 

以上は良し悪しとは関係のない人の言動の制御方法に関する分析。
このレベルから考えていかないと、モラハラ対策や、それ以前のモラハラの捉え方を間違える。

 

 

 

以下独り言

ダメだダメだばかり言ってたら何も出来なくなる。

 好き嫌いで対策を考えんな。

嫌でも必要ならやらなきゃ。

 

この世は天国じゃない。嫌なこと避けて生きていくなんて絶対出来ない。

そんな現実を受け入れて嫌なことにも向き合わないと、平穏な日常は得られない。