権利には義務を無理やりにでも

権利には義務が伴う。
ただし、元々のこれは同一人物が権利と義務を同時に負うという話ではない。
ある人の権利を満たす為には、別の人がその人の権利を満たすという義務を負わなければならないということ。そうでなければ権利は権利として成立しない。

 

たとえば教育を受ける権利。
誰かがこれを主張したなら、別の誰かがこの者に教育を受けさせねばならない。
これは、別の誰かがこの者に教育を受けさせる義務を負うということ。
このように、誰かが義務を負わねば権利は成り立たない。

 

なので、個人単位でみると、権利だけ主張して義務を負わないことは可能。

だけど、こんな者の為に義務を負う、負い続けるということを人は良しとするか。

出来るか。現実には、義務となれば嫌々ながらでもやることにはなるのだけど、

だから出来はするのだけど、
嫌だよね。嫌々やるとしても、不満が溜まるよね。いずれ耐えられない程に。
耐えられ無くなれば、続けられない。つまり、義務を負い続けることが出来ない。

 

これでは権利が認められなくなってしまうので、
義務を負う者が不満を貯めない方法を考えねばならない。
で、出てくるのが、一人の人間が、権利と同時に同等の義務を負うという形。
これなら、義務を負ってあげてもいいかなと思えて、不満を溜めなくて済むようになる。これで、一人の人間が権利と同時に義務を負うという話になる。一般的に言われる形になる。


権利と義務を同時に負うというのは、必然ではない。

放っておいてもそうなるというものではない。
なので、権利を与えるとともに、義務を無理やりにでも負わせねばならない。

負うのが嫌だとなったら、負わないとなったら、権利の剥奪もしなければならない。
権利を剥奪出来ないなら、無理やりにでも義務を負わせなければならない。
何もせず権利だけを主張することは、決して許してはならない。
権利を成り立たせる為に。

 

 

以前にも同じこと書いてるけど、、、