監督責任・管理者責任

【政府関与を認めた92年加藤談話】

「私から要点をかいつまんで申し上げると、慰安所の設置、慰安婦の募集に当たる者の取締り、慰安施設の築造・増強、慰安所の経営・監督、慰安所慰安婦の街生管理、慰安所関係者への身分証明書等の発給等につき、政府の関与があったことが認められたということである」

これらは風俗営業への警察署、労働基準監督署、市役所等の建築課、保健所、消防署、住民登録を受け付ける市役所等の役所の関与となんら変わらないもの。関与といえば関与。でもある店が女性に無理やり仕事をさせてたからといって責任を問われるようなものではない。ただ目が届いてなかったことだけは問われる。とはいえ国が無理やり連れてきて働かせていたと言われるようなものでは決してない。

ここには監督責任の拡大解釈がある。捻じ曲げではあるが、ある人達はこれを本気でが無理やり連れてきて働かせていたと考える。このある人達とは、いじめで子供が自殺したのは学校の責任だとか、教育委員会の責任だとか、文部科学省の責任だとか国の責任だとかという人達の事。これらの考え方は全部一緒。監督責任・管理者責任を問うというやつ。監督責任・管理者責任がどういうものかを改めて考え直してみて欲しい。