理論的思考と感覚

理論的思考は、明確だけど捉える範囲は狭く、抜け落ちも多い。理論的思考は明確なだけに、不明確なものが扱えない。曖昧なものがゴッソリ抜け落ちる。


感覚は、曖昧だけど、捉えてる範囲は広く、抜け落ちもない。曖昧なので、なぜそう感じるのかわからないということが多々あるが、わからないものでも感覚に反映させてしまう程に、広く捉えている。



理論的思考と感覚には得手不得手がある。この二つは、相互に参照し、それぞれの修正の為に利用すべきもの。


理論的思考で出した答えが、感覚的にはおかしいものであれば、その理論的思考は間違ってる可能性がある。こういう場合は、感覚に従って、理論的思考を順序を追って再検証するといい。理論的思考の間違いが見つかるかもしれないし、感覚の方がおかしかったのだと気づくかもしれない。
感覚的に出した答えが、理論的思考で出した答えと違ったら、その感覚は間違ってる可能性がある。こういう場合は、なぜそう感じたのだろうかと自分の感覚の源を探り、それを理論的思考で検証してみるといい。自分の感覚の歪みに気づくかもしれないし、理論的思考の間違いに気づくかもしれない。


大事なのは、理論的思考と感覚のどちらが正しくてどちらが間違ってるのかわからないという視点で検証すること。理論的思考を主とするのも、感覚を主とするのも駄目。これをやると修正が出来なくなる。修正の代わりに間違いの拡大をしてしまい、理論的思考と感覚の両方を大きく歪めてしまう。決して一方に偏ることのないように。



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