仮定 国民は国の所有物

国民は国の所有物とみなす。
国は、国民を所有する者として、国民の面倒をみる義務を負う。


国が所有する国民の妊娠・出産に、国は所有者として関与する。
生むのは親・それを国が代わることは出来ない。だから出来ることをする。
様々な方法で、親を側面から支える。
生まれた子も国の所有物。
その子の身体生命の安全、健康管理、育児・教育に、所有者として関与する。
所有者である国にとって、その子は大切な財産。
国は自らのこととして、その子を守り、育てる。
育ち、成人した子は、国を豊かにしてくれる労働を行う者となる。
子を産む親となる。その者の働きで、国はより豊かになる。
その者は、国にとって大切な財産。国は自らのこととして、その者を守る。



「国」は領主一人のものである場合もあるが、
国民全員のものである場合もある。
民主国家では、国は国民全員のもの。つまり、


国=国民全員


よって、先の文章の「国」を「国民全員」に入れ替える。



国民は国民全員の所有物とみなす。
国民全員は、国民を所有する者として、国民の面倒をみる義務を負う。

国民全員が所有する国民の妊娠・出産に、国民全員は所有者として関与する。
生むのは親・それを国民全員が代わることは出来ない。だから出来ることをする。
様々な方法で、親を側面から支える。
生まれた子も国民全員の所有物。
その子の身体生命の安全、健康管理、育児・教育に、所有者として関与する。
所有者である国民全員にとって、その子は大切な財産。
国民全員は自らのこととして、その子を守り、育てる。
育ち、成人した子は、国民全員を豊かにしてくれる労働を行う者となる。
子を産む親となる。その者の働きで、国民全員はより豊かになる。
その者は、国民全員にとって大切な財産。国民全員は自らのこととして、その者を守る。


このようになる。
他国はともかく、日本の基本的な考え方の本来はこれであろう。
一部の人が激怒する言い回しになってるが、日本での善の根底にあるのはこの考え方。

この考え方は個人主義とは相容れない。
個人のことは個人に任せろとか、他人が余計な口出しをするなとか、
国が個人の自由を縛るなとか、指図するなとか、個人主義的な要求は受け入れられない。
個人が何をやろうと個人の自由だなんて以ての外。
国民は、他の国民の支援を受けて生かされている。
国民は、その者自身だけのものではない。自殺のような行為は許されない。


ただ、国は寛大で、出ていくと言えば、これまでの借りを返せなどと言わず、国籍を抜く。
国籍を離れれば、国はその者に対し、所有権故の関与をしない。保護も止める。
こうなれば、その者は自由。自分の好きなように生きていい。自分だけの力で。


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