どうにもわからない

天木直人のブログ
胡錦涛主席の訪日を日中歴史上の大きな転換としたい」
http://www.amakiblog.com/archives/2008/05/08/#000864
に対して。

以下は反論ではなく天木直人氏に問いたいこと。


繰り返して言う。好きとか嫌いとかいう話ではない。世界の多くの国、とりわけ開発途上国の歓迎する形で、日中友好関係は構築されなければならない。

そりゃ確かに「開発途上国の歓迎する形」で日中友好関係が構築されりゃいいでしょうけど、いったいどこにそうなる可能性があるというのか?
「構築されなければならない」というのは、そうなるかどうかはともかく構築出来ると思ってるから書いてるはずで、天木氏が構築出来ると思う理由がわからない。


中国こそ、日本の対米自立を誰よりも望んでいるのだ。平和国家日本との互恵関係を望んでいるのだ。
そりゃ日本の対米自立を中国は望んでるでしょうが、それが中国が日本との“互恵関係”を望んでいるからだと、どこをどーみたら思えるのか? 米国に変わって中国が日本を支配したがってると見るのが自然ではないか? 中国は他の国に対してはそうしてるししようとしてるし。何故日本に対しては支配関係でなく互恵関係だと思えるのか? 天木氏の根拠は何?


米国に命じられるままに作為的に日本を米国に差し出そうとする者たちや、その手先となって走り回る者たちも、過去から未来に貫かれる悠久の歴史に思いをはせ、自らの考えを改めるべき時である。

どんな歴史に思いはせてるんだかわからない。そして、どう考えを改めろというのかわからない。


外交とは無縁の一般国民であっても、そろそろ気づくべきである。日本と中国がともに力をあわせることが出来れば、それは間違いなくお互いの未来にとってよいことであるということを。

そりゃ日本と中国がともに力をあわせることが出来ればお互いの未来にとってよいでしょう。
でもそれを期待出来る要素がどこにある? 何故力を合わせることが出来ると考える? いったいどんな協力を考えてる? 


日本と中国がお互いを軍事的脅威ではなく、平和的友好国であると世界に声明したのだ。
この声明が偽りでなければ、日本の安全保障政策は対米従属から、自主、自立の平和外交へ発展していかなければならない。

偽りでなければそうでしょうが、中国の素行を考えたらどう考えても偽りでしょ。何でこの言葉をあてに出来ると思うのか?


悠久の日中関係と両国民がそれを求めているのである。

何故そう思える???
何故そう思ったのか、それも言い切ってしまえるほどにそう思ったのか、これがまったくわからない。天木氏のいう国民て誰なんだ?



天木氏は天木氏なりに考えて書いてるはずで、何かしらのそう考えるだけの理由があって書いてるはず。たとえそれが間違ったものであっても当人には正しいと思えるだけの理由があるはず。私はそれが知りたい。誰かわかる人がいたら教えて欲しい。


常々思うのだが、サヨク側にいる人は自身の思いを語りもし訴えもするのだけど、何故そう思うのかの理由をなかなか言ってくれない。もう少し親切に説明してくれてもいいのではないかと思う。これでは元々同じ考えを持つ人にしかわからん。