決め付けのメカニズム

「□□□□をすべきだ! そうでないなら○○だ。」


これが決め付けの始まり。
○○には誹謗する言葉が入る。『ただの空想論者だ』とか『詐欺師の一味』とか。
□□□□には、これを言ってる者が、○○でないならやるはずだと考えてるものが入る。
飽くまでも、これを言ってる者がそう考えてるというものであり、
○○でないからと言って、必ず□□□□をやるわけではない。
だけどこの者は、○○でないなら□□□□をやらないわけがないなんて思ってる。そう思って、上記の言葉を言っている。


そして、次。


「そうでなければ△△△△しろ。」


△△△△には、やらせたいことが入る。△△△△をやらないと○○だという訳だ。別に△△△△をやらなくとも、○○だとなるわけではないのだけどね。


で、こう言われた側、△△△△をしませんでした。
これで、決め付けの完成。
△△△△をやらなかったので、○○決定。


「こいつは○○だ!」


こういうことになる。これを言ってる者の頭の中で。
実際には、□□□□をしないことが○○に直結するわけではなく、◇◇だったり、☆☆だったりする。そしてこの◇◇や☆がやるのは、△△△△ではなかったりする。だから△△△△をやらないからといって、○○だとは言えない。そうではない可能性がある。それが見えないから、


「□□□□をすべきだ! そうでないなら○○だ。」
「○○でなければ、△△△△しろ」
と迫り、そして、
「△△△△しないから、お前は○○だ。」

と結論付ける。見事な三段論法w。



「お前は○○だ。そうに違いない。」

と、確信し、


「お前は○○だ!」


と言い切る。
人はこんな感じで決め付けをしてしまうのです。ここまでのこと、理解出来ましたか。以上を理解してから次にお進み下さい。


◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  ◇  

さて、次は対処法。


「□□□□をすべきだ! そうでないなら○○だ。」
「○○でなければ、△△△△しろ」


こんな風に人から迫られると、○○だと思われたくなくて、□□□□や△△△△をやろうとしてしまう。そしてドツボに嵌る。
適切な対処法は、「そうでないなら○○○だ。」に対し、「そうでないのは○○ばかりではないだろう。◇◇もあるし、☆☆☆の場合もある。」と、別の可能性を示すこと。そして、自分はこうなんだと言えばいい。○○だと思われる心配などしなくていい。堂々、自分はこうだと言えばいい。それで相手の三段論法は崩れる。



まとめ:
「これこれだったら、こうしろ」
相手がこういう言い方してきたら、気をつけて欲しい。
その者は決め付けをしようとしている。
まともに受けたら相手は決め付ける。
決め付けを阻止する為に、別の可能性を示すことが大事。



以上、決め付けのメカニズム、ご理解頂けましたでしょうか。

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一つ注意。決め付けは、決め付けてる当人は本気でそう思ってたりする。別の可能性が見えてないだけで、悪意とかは全然なかったりする。悪意を持って、わかっていながらワザと決め付けをやってるわけもないのだということは、わかっておいて欲しい。もちろん悪意を持ってワザとやってる場合もある。どちらの可能性もある。悪意有りと決め付けないように。