リーダーが不在であるなら


 一つのミッションを遂行する場合、たとえ拙いやり方しか出来ないリーダーでも、その者をトップに置いてその者のやり方で全体をまとめた方が、個々が好き勝手なやり方でバラバラにやるよりは上手く物事が運ぶ。だから、リーダーのやり方が気に入らないとしても、その指揮下にある者はリーダーの指示に従うべき。



 だから今回の震災の対処に関しては、菅総理の指示の元に日本全体が動くべきと考えてきた。震災直後の緊急時にリーダーを交代させる為にゴチャゴチャやってる余裕が無いのは明らかで、どんなに愚鈍でも震災直後の日本のリーダーは菅という選択肢しかなく、であれば菅の指示で日本全体が動くのが最善ということになる。


 が、菅はリーダーとしての仕事を全然していない。全体を見ての指示が出せてない。リーダーの指示がないから、個々が、全体像が把握出来ない中、それぞれが自分のわかる範囲内での最善を行うことで事態が進んでいる。「個々が好き勝手なやり方でバラバラにやる」という状態になってる。であればもう菅をリーダーとして立ててる必要はない。菅は緊急時の一時的なリーダーとしても失格。こうなるともう最初の文は成り立たない。別のやり方が最善になる。


 一つのミッションを遂行する場合で、リーダーが不在であるなら、個々が好き勝手なやり方でバラバラにやるより他に手がない。これしか無いのだからこれが最善。リーダー気取りの奴が気に入らない指示を出してたとしても、その指示が良くないと思えば従う必要はない。どうせそいつだって自分のわかる範囲で好き勝手なこと言ってるだけ。下手に従ってしまうと大失敗をするかもしれない。自分がわかる範囲で、自分の考える最善をやる。これがリーダー不在の現時点でのベストなやり方。菅政権の言う事など無視して物事を進めるのが現時点での最善。



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 リーダーとしての仕事をしていない菅政権は何時潰しても構わない。今のような非常事態であっても潰して構わない。問題は潰そうとする側に、菅政権を潰す為に割く余力があるかどうか。残念ながらまだその余力はないと思う。もうしばらくリーダー不在の不幸を耐えねばならない。