ボールは投げ返せ

首相「菅降ろし封じ」に自信 “クセ球”次々… 搦め捕られる谷垣執行部
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110510/stt11051000300000-n1.htm


谷垣氏は4月21日に「権限と責任がはっきりしない態勢で復興・復旧ができるのか」と参加に否定的だったが、・・・


谷垣は、「権限と責任がはっきりしない態勢で復興・復旧ができるのか」ではなく、
「権限と責任がはっきりした態勢に組み直せ」と、管に要求すれば良かったんだ。そうすりゃ、遅れはいつまでも組み直さない管の責任だってことになった。



「会議に参加し、復興を加速させるべきだ」と地方議員らに突き上げられると再検討を表明。その回答期限は10日に迫る。


これに対しても、まず管に実効性のある会議なり本部なりを造らせてからだと、管に矛先を向ければ良い。


石破氏は「断れば復興に協力していないと国民に受け止められる」と賛意を示した。


これも、「今の状態のままでは協力したところで復興に繋がらない。先に乱造した会議を整理しろ。」と突き返せして良かったんだよ。実際、今協力したところで聞き流されるのがオチだろうし、仮に参加した会議だか本部だかで意見が通っても、他の会議や本部の意見に埋もれて曖昧なまま終わるのがオチだろうし。


ともかく、こんな感じでちゃんと相手にボールを投げ返しておくべき。投げ返さず曖昧な対応してるから形勢が悪くなる。相手からボールを投げられたら、しっかりそのボールを受けて、即座に相手に投げ返す。そして、答えに詰まるのは常に相手。主導権を握ろうと思うならこういう形にしないと。


ついでにいっておくと、投げ返すボールは同じところに投げるのがいい。相手は誤魔化そうとあっちこっちに投げてくるが、投げ返す際は常に同じとこ。今回のなら「権限と責任のはっきりした態勢を作れ」みたいに。こうすることで、ポイントが明確になり、相手は誤魔化しきれなくなって追い詰められる。


態勢を作れよりもっと絞り込んで、まず復興に責任を持つ担当者を決めろでもいい。まずそれを決めろと。管政権は未だにそれすらやってない。菅政権は担当責任者がいないまま、行き当たりばったりの思いつきでやってて、誰も責任を負う体制になってない。中部電力浜岡原発の件だって、最終的に決めるのは中部電力で、それ故に責任も中部電力にあるってことになり、政府側に責任者はいない。全てこの調子で、政府が責任を持つ体制にまったくなっていない。野党に協力を求められる状態には全然なってない。だからいくらでもボールは投げ返せる。どこに投げてこようと投げ返せる。まず菅政権がやることやれと投げ返せる。


自民党は、管からボールが来たら速攻で投げ返せ。
受け止めてから悩むな。ボール持ったまま時間掛けんな。


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