人を国の富と捉える

生み、育てる。教育する。
この責務を国が負い、育て上げた人材を国の富として捉える。
子供は親のもの。しかし、その親も国のものであり、
国のものである親の子も国のもの。
よって国は、子供の養育や教育の費用を、全部ではないにしろ負担する。
負担する以上、養育や教育に口を出す。親に対しても口を出す。
親だからといって、子に何をしても許されるわけではない。


子供の自由意思は? 許容範囲内では認められるが、
許容範囲を超えたら認められない。
また、許容範囲内であっても、そのままで良しとはされない。
国の定めた望ましい在り様に近づくよう教育され、育てられる。
教育は、各個体の特性に合った各種の「より良い」を目指して行われる。


「国」は一個体ではなく、多くの人、
その国の「国民」と呼ばれる人々が集まって作り上げてる集団。
上記文章の「国」は「国民みんな」に入れ替えても構わない。