「言論の自由」は嘘まで許してはいない

言論の自由で自由なのは“言論”です。
言論が自由でなければならないということなのです。
自由に発言していいのは言論です。
喋ること書くことの全てではなく、言論が自由だということなのです。



【言論】自分が正しいと信じる政治思想や社会思想(を発表すること)(三省堂 新明解国語辞典


これを自由に発表してよくて、その内容で罰せられることがないと言うのが言論の自由の尊重です。政治思想や社会思想に加えて、ある事柄に対しての論評、未開部分に対しての推測や推察。このあたりが言論の自由としてその内容の如何で罰したり禁じたりしてはいけないものでしょう。これらは何が正しいのか本当のところがわかりません。間違いを避ける事が不可能です。間違いと思われてたものが実は正しかったということがありえるものです。間違いを許すことが必要なものです。間違いまでをも許す言論の自由が尊重されなければならないとされる所以です。


それらと違い何が正しいのか本当のところがわかるもの。現実に起きた出来事を伝える報道や史実のようにこんな事実がある、あったと伝える発言等。これは言論の自由の範囲外です。本当のところがわかるのですから正誤がはっきりわかります。間違いを避けることは可能です。間違った情報が実は正しかったということはありません。間違いまでをも許す自由を尊重する必要はまったくありません。
情報については何を言ってもいいなんてことはありません。情報は正しくなくてはなりません。間違える事があるのは仕方ないとしても、間違いとわかった時点で正さねばなりません。情報発信では言論の自由のような自由は許されません。
情報を伝える表現や放送は言論の自由とは別物です。どんな言論も許されるとしても、その中に含まれてる情報が間違ってたらその情報の間違いは許されてはいけないものです。言論の自由はそこまでの自由を認めるものではありません。




情報を辞書で引いてみました。

【情報】状況に応じた適切な判断を下したり、行動を取ったりする為の基礎知識。(三省堂 新明解国語辞典


間違った情報がいけない理由はここにあります。
間違った情報は判断を誤らせるからいけないのです。
言論の自由を何言ってもいい自由と考えるのは間違いです。
言論の自由で自由なのは言論のみで、情報は別です。
正しくない情報である嘘を発信する自由は認められません。

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これは以前にYahoo!掲示板で言論の自由を議論した際に書いたものを元にプログ用に書いたものです。
元はこちらにあります。ここに書いてない事も書いてますのでよろしければみてやって下さい。


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