許すという文化

許す、水に流す、
という文化

悪口は良くない。
安易に悪く言わない。
無暗と怒らない。
事情を勘案して大目に見る。
改めたなら許す。水に流す。
過去のことは問わない。

知ってますか?

そして、
上記を前提に、本気で怒る。戦う。

知ってますか?


私は怒るのも悪く言うのも全否定する気はないよ。戦うことも必要だと思うよ。
けど、余りにも安易に怒ったり悪く言ったりしている人が多い気がする。
全体の中での割合として多いということではなく、かなりの数がいるという意味で多いと思う。
そういう人達っで上記を知ってるのですかね?
理解してるのですかね?
というか、
理解することが出来るのですかね?

 

 

嫌い


『「奴隷根性」が骨身にまで染みついた主体性ゼロの状態』

『救いようのない最低最悪の愚民の群れ』
あるとこで見つけた言葉。

 

これは好みの問題として、
私は安易な罵詈雑言は嫌い。相手の事よく知らず、相手のことをよく考えず、
極端な表現で断定的に切り捨てるような物言いが大っ嫌い。
そしてそういうことを言う人が大っ嫌い。心底嫌い。

 

相手を定めて具体的に行う批判や非難は良いと思う。必要なことだと思う。
でも、罵詈雑言ってどうなの?
そんな罵詈雑言に、なんか肯定的な意味ってあるのですかね?
罵詈雑言を言うことで少しでも気が晴れたりするんですかね?
私には自身の不満をより高めてしまうものにしか見えない。
色々な意味で不快。

最低賃金引き上げは生産性向上の解

「生産性は最低賃金を引き上げれば向上するのか」
https://toyokeizai.net/articles/-/281248


この記事、色々突っ込みたいが、
そもそも労働生産性の捉え方が間違い。


100円の製品を110円で売れば、それだけで労働生産性は1割アップ。
100円の製品を90円で売れば、労働生産性は1割ダウン。


労働生産性とはこういうもの。労働者がどんな労働をしたかなんて、金額で計算する労働生産性には何の関係もない。仕事の効率化とか全然関係ない。
そんな労働生産性の向上に関係あるのは、高く売る営業力と、高くても買う客の有無。

 

そして、今の日本で労働生産性が上がらないのは、安売り方向での営業努力と、その営業努力によって安く買い叩かれている労働者の賃金が低下し、安物しか買えなくなってるから。購買者となる労働者の購買力を上げる最低賃金引き上げは、労働生産性アップの為の解として正しい。

順番としても、賃金アップから始めるのは正しい。安物しか買えなくなってる購買層に対しては、安売り以外のどんな営業努力も無意味。まずやるべきは購買層の購買力を上げること。それが出来たら、安売り方向での営業努力を転換することも出来るようになる。順番としても、賃金アップから始めるのは正しい。

能力の低い人を救うには

能力が低い人を困窮から救う為に必要なことは、その能力に合った扱いをすることを許容することだと思う。

 

能力の足りない分に目を瞑って、能力の高い者に能力不足を補うことと、自身と同等の者として扱うことを強いたら、能力ある者のほとんどはそれを嫌がって逃げ出す。能力の低い者と関わることを避ける。こうなると、能力が低い者は能力の高い者からの助力を得られなくなる。能力ある者からの助力を得られない能力低い者は、困窮する他なくなる。

 

人に仲良くすることを強制することは出来ない。

仲良くしろといくら言っても無駄。無意味。人の感情はそんなことでは変わらない。

いくら言っても無駄だけど、仲良くなれる状況を作れば感情は変えられる。
仲良くすることを望むなら、仲良くすることの出来る状況を作らねばならない。

皆を同じ扱いにというのは、それが出来る状況ではない。

 

減ってる時に増やし、増えてる時に減らす

「税の一般的機能とは、購買力と経済の調整だ。」
http://econdays.net/?p=9522

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流通するお金が足りない時は財政赤字で補填。
流通するお金が過剰な時は財政黒字で吸収。

調整の方法は、動かすことの難しい税収ではなく、政府の意向で調整出来る財政で。
ただし、意識的に調整しなくとも前者では税収は減り、後者では税収が増える。
税収が減る中で支出を増やし、税収が増える中で支出を減らすという、
感覚的に逆のことをしなければならないので、無理解の中での実行は困難。
皆が理解しているという環境作りが必須。

理解さえすれば、減ってる時に増やし、増えてる時に減らすという簡単な話になる。

税収と支出 その捉え方

モデル1

払い
  払い
    払い
      払い・・・


通貨は、通貨発行元である国がまず通貨で払うところから始まる。
これで市中に通貨が、国が払った分だけ存在することになる。

次の年。通貨発行元である国が、また新たな通貨で払う。
これで市中に通貨が、前回の払いと今回の払いを合わせた分存在することになる。

更にこれを繰り返すと、3年分、4年分と通貨がどんどん増えていく。
これでは通貨の量がどんどん増えて、その価値が下がる。いわゆるインフレ。
インフレに付属する問題が多々起こることになる。


これでは不味いので、安定させる為に、前年払った(発行した)通貨は後から回収することにする。

 先払い 後回収

こうすれば、市中に通貨が溢れかえることは防げる。
もちろん、先払いの金額と後回収の金額をバランスさせることは前提。

回収で終わってしまったら市中の通貨が無くなるので、改めて通貨で払う。これを繰り返す。

 

モデル2

先払い 後回収
    先払い 後回収
        先払い 後回収
            先払い・・・


こうすれば、永続的に安定した通貨を市中に回せる。

後回収と先払い=これを言い換えると=税収と支出(予算執行)

 

このように考えていくと、
税金無しはモデル1になるのでダメとわかる。
そして、税金は必要で、支出とバランスさせる必要があることもわかる。
ただし、色々なことを考えれば、税収と支出が必ずしも同額である必要はないということにもなる。今回は考察しないけど、状況によって増やしたり減らしたりはあっていいし、必要。これを考えていくと、緩やかなインフレとなる適度な支出超過となると思う。多分。

こんな感じで、このモデル2の捉え方でかなりのことが説明出来る気がする。

 

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ところで、上記の「通貨で払う」。国は何を買ってるのか?

 

角度変えてこう考える。国の得るものは何か?

お金だろうか? そんなはずはない。後回収でお金をいくら得ようと、国にとっては何の得もないのだから。元々自分が作り出したもので、それが手元に返って来ただけなのだから。だから得ているのはお金ではない。ではなにか?

 

国が得ているのは、国民がお金を得ようとして働くその成果。
国は、国民に働いてもらう為にお金を出す。
国民は、色々なものと交換出来るお金を得ようと働く。
働けば、働いた成果が出る。国はそれを得ている。お金はそれを得る為の道具。

 

 

 

 

以下はメモ。思い付きのメモ。

お金は回してこそ意味がある。
支出して回収は、お金を回すポンプ。税の役割の一つ。
滞留したところから汲み上げて、不足しているところに流し込む。税の取り方、使い方。
1年単位で考える必要ない。10年20年を俯瞰してバランスさせればいい。
経済成長すれば、通貨は不足。増やすのは必然。
大量の滞留通貨は、何時動き出すかわからず危険。出来るだけ早く回収を。
滞留通貨は大量に回収しても問題ない。どうせ役立たずだから。
滞留通貨を大量に回収したからといって、これを使っちゃダメ。流通量が急増してしまうから。

MMTにおける税の意味(思案中)

MMTの考えかたでは、通貨発行権を持つ政府は税収関係なく支出出来るということになる。
それは、税収と支出が切り離されるということ。
そうなると、税などなくてもいいではないかという話になる。
そうなのだろうか? それでいいのだろうか?


税収と支出を切り離すなら、税の意味を考え直さなければならない。


地方税は、通貨発行権を持たない地方自治体の課す税なのでこれまでと変わらない。
問題は国税。なぜこれを徴収するのか? どうなんでしょう??