高評価に値しない不当な高収入


おもいっきり単純なモデルで考えます。
月に総額で200万給与が出せる会社があるとします。

例1 従業員5人に30万払い、経営者は50万得てる。
例2 従業員5人に15万払い、経営者は125万得てる。

この二つの例を考えます。この場合、各経営者の年収はこうなります。

例1の経営者の年収は600万。
例2の経営者の年収は1500万。

例2の経営者の年収は1千万越えです。
世間の評価は年収の高い例1の経営者の方が上となります。
例1と例2の経営者の違いは従業員の給与を如何に抑え込んだかだけです。
これで例2の経営者は高い評価を得る資格があるのでしょうか?
私は無いと思います。むしろ悪と評価されるべきと考えます。

この例2の経営者の年収1500万も、正当なものとして評価する必要はないと考えます。
例2の経営者が、この1500万を「自分が稼いだお金」と主張することを、
その権利を主張することを、正当なものとして認める必要はないと考えます。


もちろん、従業員に十分な給与を払った上での年収1500万は高評価に値すると考えます。
高収入というだけで高い評価は出来ないという話です。また、「自分が稼いだお金」という主張を、無条件に正当なものとして認めることは出来ないという話です。