「お金を刷る」は一種の増税
お金を刷るのは、誰も負担しない方法ではなく、お金(円)を持ってる人が負担する方法です。
お金(円)を刷ると、お金(円)の量が増えることで一円当たりの価値が下がり、手持ちの円の価値が下がります。その分、円を持ってる人は損します。その損となった価値がどこに行くかといえば、政府が手にする新しく刷った円に行きます。
つまり、現存する全ての円の価値を落とし、その落ちた分の価値を新しく刷った円に移すという方法で、円を持ってる人から、その持ってる円の価値の一部を徴収しようというのが円を刷るという方法です。
貯金や金融資産という使われずに眠ってる円にも税金を掛けてやろうってのがこの話です。円を持ってる人が、持ってる円の量に応じて一律に負担するのがこの「お金を刷る」という方法です。これは一種の増税です。お金持ちほど負担の大きい増税です。(負担が大きいと言っても金額的に大きくなるってだけで、困窮するわけでは全然ありませんがね。)
さて、以上の理屈、わかりますでしょうか?
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以下は、私のメモみたいなもの。
通常は税金の掛からない使われてないお金(ストック)に税金を掛けて、ストックから円を引き出し、盛大に使う、つまりフローにしてしまうのがこの話です。
ストックは減ります。その分、フローが増えます。
円の総体的な価値は増減しませんが、フローが増えます。フローが増えれば、景気は良くなります。で、円を刷って景気回復となりもします。